韓国のある商品が新型コロナで売れている―中国メディア

Record China    2020年7月3日(金) 9時20分

拡大

30日、北京商報は、「在宅経済」の拡大により、即席麺が再び大きな人気を集めていると報じた。

2020年6月30日、北京商報は、「在宅経済」の拡大により、即席麺が再び大きな人気を集めていると報じた。

韓国農林畜産食品部のデータによると、今年5月に韓国の対中(香港、マカオ、台湾は除く)総輸出額は下落している一方で、インスタント食品の輸出額は前年同期比63.9%も増加した。また、韓国農水産食品流通公社のデータでは、今年1月から5月、韓国による即席麺の対中輸出額が最大を記録し、輸出額は前年同期比50.9%増の6700万ドル(約72億1590万円)に達したという。

記事は、「新型コロナウイルスの流行により、即席麺に対する消費者のニーズは激増している」と説明。「即席麺の消費大国である中国でも即席麺の輸入に持続的な増加が見られ、韓国は最大の受益者だ」と報じた。

中国産業情報ネットのデータによると、2019年の中国インスタント食品業界の規模は4500億元(約6兆7500億円)以上で、中国は世界ナンバーワンの即席麺消費国だ。

韓国のインスタント食品メーカー・農心(ノンシン)は中国市場への参入以降、販売業績が20倍にまで成長。2018年の中国での同社の販売業績は2億8000万ドル(約301億5600万円)に達したという。

別の韓国の即席麺メーカーである三養食品も今年の業績が際立っている。データによると、今年第1四半期の同社の売上高は750億ウォン(約6億7500万円)を超えており、前年同期比約45%増だった。この売上高は同社創業以来、四半期としては最高記録だという。同社の業績アップの要因は各国への輸出が増加したことであり、その中でも中国と米国に対する増加が顕著で、増加率はそれぞれ50%と100%だった。

これとは対照的に、韓国全体の貿易輸出は軟調だと記事は報じている。韓国産業通商資源部が近ごろ公表したデータでは、韓国の5月の輸出額は前年同期比23.7%減の348億6000万ドル(約3兆7500億円)で、2カ月連続で2割以上も下落した。その中でも自動車および部品、石油製品などの輸出が前年同期比で大幅に下落したが、その一方で医療衛生用品や保健機能食品、コンピューターなどの輸出は大幅に増加し、半導体の輸出は前年同期比7.1%増だった。

遼寧大学国際関係学院の李家成(リー・ジアチョン)准教授は、「韓国の海外輸出における最大の項目は半導体であり、貿易額は徐々に回復している。しかし、最近の即席麺の貿易データは突出しており、また中国における韓国の即席麺の評判はとても良い」と語ったという。(翻訳・編集/島野)

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