<四川大地震>164時間ぶり救出の老人が退院―北京市

Record China    2008年9月4日(木) 9時6分

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3日、四川大地震で生き埋めになったあと164時間ぶりに救出され、北京市の解放軍306病院で治療を受けてきた四川省綿陽市の住民・李明翠さん(61)が無事退院の日を迎えた。写真は救出時の様子。

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2008年9月3日、四川大地震で生き埋めになったあと164時間ぶりに救出され、北京市の解放軍306病院で治療を受けてきた四川省綿陽市北川チャン族自治県の住民・李明翠(リー・ミンツイ)さん(61)が退院の日を迎えた。「北京晩報」が伝えた。

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100日余りの入院生活で306病院の職員との間には家族のような感情が生まれ、廃墟で生き埋めになっていた時にも涙を見せなかった李さんが、「別れるのがつらい。ここの人たちは家族よりも親切。こんなに暖かい人たちに会ったことはない」と涙を流したという。

退院にあたって李さんは、お世話になった医師や看護婦に「医術は神の如し、気配りは肉親の如し」と書いた三面錦旗(感謝や敬意の気持ちなどを表す錦で作ったペナント)を贈った。

一方、病院側では李さんが新生活をスタートさせるための募金活動を実施。わずか2日間で4万6000元(約69万円)以上も集まった。

別れ際には病院の職員たちと記念写真を何枚も撮り、「北川へ遊びに来てください。私たちは家族も同然。これからも行き来しましょう」と話し、名残りを惜しみながら病院を後にしたという。(翻訳・編集/HA)

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