2008年9月3日、成都晩報によると、北京五輪の公式マスコットキャラクター「晶晶（ジンジン）」のモデルにもなったパンダの「福娃（フーワー）」（5歳）が、9月1日夜から翌朝にかけて双子を出産した。

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父親は日本生まれのパンダ「雄浜（ユウヒン）」（6歳）。2度の自然交配の後、さらに専門家による人工授精も行われ、晶晶は雄浜との間の子供を妊娠、出産した。下の子は体重が40gという小ささで、パンダの人工繁殖史上、もっとも小さい赤ちゃんとなった。

08年になってから、成都で人工飼育されているパンダの数は82頭にまで増えているが、そのうち15頭が08年に生まれた子供だ。なぜ突然これほどの数の子供が生まれるようになったのか。

成都パンダ繁殖研究基地の費立松（フェイ・リーソン）研究員は、パンダの生態研究がすすんだこと、繁殖に適したパンダの数が増えたこと、政府からの資金援助、国内外の市民団体からの経済的な面も含めた協力などを理由に挙げ、また人工授精だけでなく、パンダに対して性教育も行っており、自然交配の可能性が大きく向上したことも大きいと話している。（翻訳・編集/岡田）