罵られ怒りのあまり憤死、罵倒した者に賠償命令―北京市裁判所

Record China    2008年9月4日(木) 11時38分

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9月1日、北京市第二中級人民法院で「人を罵り殺した」として遺族が賠償を求めている裁判が結審。裁判所は被告に賠償金約35万円の支払いを命じた。写真は上海市の刑務所。囚人のストレス解消用にサンドバッグが設置された。

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2008年9月1日、北京市第二中級人民法院(裁判所)で「人を罵り殺した」として遺族が賠償を求めている裁判が結審した。裁判所は遺族の主張を認め、被告に賠償金2万2000元(約35万円)の支払いを命じた。2日、中国新聞社が伝えた。

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事件は昨年12月1日、北京市郊外の農民で起きた。楊(ヤン)さんと王(ワン)さんの畑は隣り合っており普段から些細なことで口論となっていた。この日も王さんが口論をふっかけたところ、怒った楊さんは村民委員会に訴え出ようと決意。ところが移動中に転倒し死亡した。

死因は「心臓発作」と診断されたが、遺族は王さんの罵倒が原因で憤死したとして7万8000元(約123万円)の賠償を求め提訴した。裁判所は遺族の主張を認め王さんに賠償金の支払いを命じた。京師弁護士事務所の劉(リウ)弁護士は「罵倒と死因に直接の因果関係がなくとも、罵倒した者に過失があれば賠償責任が生じる」とコメントしている。判決に不服の王さんは控訴したが、二審でも遺族の主張が認められた。(翻訳・編集/KT)

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