北部は記録的冷夏、過去10年で最大の降水量を記録―中国

Record China    2008年9月2日(火) 13時15分

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1日、中国気象局によると、今夏の全国平均降水量は過去10年で最多となった。とくに南部では洪水などの水害が頻発、北部では記録的な冷夏となった。写真は8月25日、台風12号「ヌーリ」に襲われた上海市。

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2008年9月1日、中国気象局によると、今夏の全国平均降水量は過去10年で最多となった。全国的に頻繁な豪雨に見舞われた今夏は、とくに南部では洪水などの水害が頻発している。中国新聞社の報道。

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気象局の観測によると、今年6〜8月にかけて、全国の平均降水量は344.1ミリを記録し、平年よりも31.5ミリ上回っており、過去10年の同時期と比較して最大の雨量となっている。とくに広東省では1951年以来の記録を更新した。一方、新疆ウイグル自治区や内モンゴル自治区、黒龍江省などの北部では30〜80%の降水量減少を観測している。

また、今夏の全国平均気温は21℃で、平年を0.6℃上回った。南部では広範囲で猛暑が続いたものの、華北地方を中心とした北部では記録的な冷夏となり、過ごしやすい日が続いた。

以上の気象状況を統括して、気象局の●盤茂(ディー・パンマオ/●=「羽」の下に「隹」)氏は「南部は頻発する豪雨により、深刻な水害に見舞われる状況が続いた。一方、北部では散発的に旱害が見られたものの、平年並みの被害にとどまった」としている。(翻訳・編集/愛玉)

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