習近平国家主席とガンビア大統領が会談

習近平国家主席は21日、中国を公式訪問中のガンビアのバロウ大統領と人民大会堂で会談した。両国首脳は中国ガンビア協力の新たなビジョンを共同でまとめ、二国間関係の持続的で踏み込んだ発展を推し進めることで合意した。新華社が伝えた。

習主席は「昨年3月に中国とガンビアは国交を回復し、両国関係は新たな一章を開いた。中国との国交回復というガンビア側の決定が、時代の発展の潮流に沿い、両国及び両国民の根本的利益に合致する正しい選択であることは事実が証明している。1年余りで双方の各分野の交流・協力は全面的に進み、協力の成果は両国民に確かな恩恵をもたらした」と指摘。

また、「中国側はガンビア側と共に両国関係の良好な発展の基調を保ち、互恵協力の長期安定的発展を推し進め、両国民に恩恵をもたらすことを望んでいる。『一つの中国』原則と両国友好の大きな方向性をしっかりと把握し、互いの核心的利益と重大な懸念に関わる問題で理解し合い、支持し合い、いつまでも真摯な友好で対等に接する良き友人、良きパートナーである必要がある。両国の政府・政党・立法機関の交流を緊密化し、国家統治ノウハウの交流を強化する必要がある。中国側は農業、電力、インフラ分野の協力を重視している。ガンビア側が自らの活力を引き出す能力を強化し、持続可能な発展を実現することを支援したい。双方は文化・教育・メディア・青年・女性・衛生・観光など民間交流を強化し、孔子学院を共同でしっかりと建設し、両国友好を支える民意の基礎を堅固にする必要がある。ガンビア側と安全保障分野の協力を強化し、国際・地域問題での意思疎通を強化し、西アフリカ地域の平和・安定維持に貢献したい」と強調した。

バロウ大統領は「中国との国交回復はガンビア国民の願いに完全に合致する。ガンビア側は『一つの中国』政策を揺るぎなく遂行する。経済・貿易・農業・電力・インフラ・教育・観光など両国の実務協力及び人的・文化的交流を強化し、引き続き国際問題で意思疎通と調整を緊密化したい。ガンビアは中国の経済・社会発展の成果に深く敬服している。中国側の改革・発展のノウハウを学び、自らの能力開発を強化し、国の発展を実現したい。中国はアフリカの真誠な友人だ。中国アフリカ協力フォーラムの枠組みでの協力に積極的に参加したい」と表明した。（編集NA）