<四川大地震>DNA分析装置を寄贈、身元確認に効果―スイス企業

Record China    2008年8月30日(土) 15時17分

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28日、ライフサイエンス業界大手のスイスTecan社は、四川省に自社のDNA分析装置を寄贈した。四川大地震による犠牲者のDNA鑑定に使用されるという。写真は17日、ぶん川で救援活動に終わりを告げる人民解放軍。

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2008年8月28日、ライフサイエンス業界大手のスイスTecan(テカン)社は、四川省当局に同社製のDNA分析装置を寄贈した。四川大地震による犠牲者のDNA鑑定に使用されるという。四川新聞網が伝えた。

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Tecan社製のDNA分析装置は世界的に有名で、米911同時多発テロ事件やスマトラ島沖地震による犠牲者の身元確認作業などで活躍してきた。四川省公安庁刑偵局刑事技術処の張海軍(チャン・ハイジュン)博士は、「四川省では初めての装置だ。これまでは手作業で行っていたため、実験スタッフへの病原菌感染も心配されていた。個々の分析結果にばらつきがあり、精度に問題もあった」と歓迎した。

四川大地震での死者はこれまでに6万9197人、行方不明者は1万8340人に達している。膨大な作業量でスタッフの疲労もピークを迎えているといい、張博士は「今回の寄贈は本当にありがたい。これで作業効率も大幅に向上するだろう」と感謝の言葉を述べた。(翻訳・編集/NN)

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