解放軍が初の「軍事ストレス研究訓練基地」設立―中国

Record China    2008年8月29日(金) 13時16分

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28日、軍人のストレスに対する抵抗力を訓練し、また、心の病を治療するため、このほど中国初の「軍事心理ストレス研究訓練基地」が設立されたという。写真は07年3月、河南省の陸軍の訓練。

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2008年8月28日、「中国新聞網」の報道によると、軍人のストレスに対する抵抗力を訓練し、また、心の病を治療するため、このほど中国初の「軍事心理ストレス研究訓練基地」が設立されたという。

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今回設立された訓練基地では、ストレスに総合的に取り組むため、「心理テストセンター」や「心理疾病治療センター」が併設されているだけでなく、数十名の専門家が指導に当たっている。

ストレスに対する訓練は、軍人の心理的な資質を高めるだけでなく、心の病の治療にも有効と言われており、各国の軍事部門でも非常に重視している。解放軍はこれまでに、部隊に専門家を派遣して約2万5000人に対し「心の健康」に関する調査を実施、100万件以上のデータを収集して来た。

その結果、これらのデータを基に集団心理ストレスへのかかわり方と評価の標準化作業を進め、多くの部隊で成果を上げているという。また、これまでに2回「軍事ストレス医学高級学術討論会」を開催し、ストレスへの対応方法について研究を重ねて来ている。

専門家は「心理ストレスへの対応は解放軍の作戦遂行能力を高め、軍隊の総合的な資質をさらに向上させよう」と高い評価を与えている。(翻訳・編集/HA)

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