鄭州で最も「金持ち」な道路:中国古代の「貨幣」で舗装

人民網日本語版    
facebook X mail url copy

拡大

河南省鄭州市高新区趣園路に全長約100メートルの歩道がある。この歩道は、中国古代各王朝に使用されていた貨幣で舗装されており、中原地区でもっとも「金持ち」な道路だと市民から呼ばれている。

(1 / 3 枚)

河南省鄭州市高新区趣園路に全長約100メートルの歩道がある。この歩道は、中国古代各王朝に使用されていた貨幣で舗装されており、中原地区でもっとも「金持ち」な道路だと市民から呼ばれている。「お金の道」は、道行く人々がこの上を通ることから、同地の名物スポットとなっている。鄭州晩報が伝えた。

その他の写真

〇「古銭」が敷き詰められた歩道、全長は150メートルあまり

趣園路は、「趣園」と呼ばれる街心公園の南側に位置する、幅わずか数メートルの裏通りになる路地で、通行人も少ない。この道路のうち、全長150メートルあまりの区間には、「古銭」をかたどった石が敷き詰められており、それらはいずれも、厚みのある青石の上に「古銭」のデザインが彫られたものだ。これらのうち最も大きい貨幣は「万暦通宝」で、直径約1.5メートル、小さいものはわずか約1尺(26センチ前後)、成人の足のサイズほどだ。刃形や鼎形の古銭も少なくないが、最も多いのは丸型で四角い穴のあいたものだ。これらは隙間なくぎっしりと並べられており、1枚1枚すべてに字が書かれている。

さまざまな大きさの「古銭」の表面には、「大宋通宝」、「乾隆通宝」、「永暦通宝」、「崇禎通宝」、春秋戦国時代の「刀幣」、「三孔布」などの文字が書かれており、その種類の多さに全てチェックするのに疲れてしまうほどだ。

〇1991年ごろに敷設された「古銭」道路

高新区市政局の担当者は、この「古銭」道路について、次の通り紹介した。

「『古銭』が敷き詰められたこの道は1991年ごろに敷設されたようで、すでに26、7年経つ。当時は高新区で高規格化建設が始まったころで、瑞達路や銀屏路などの主要道路で、文化的な特色やシンボル性を備えたさまざまな彫刻・像が十数カ所に設置された。有名なものには、アインシュタイン像やマーライオン像がある。一方、この趣園路には金融センターの建設が計画されていたため、一区間の路面に古銭をかたどった石が敷き詰められた。これは文化であり、全国でも珍しいものといえる」。(編集KM)

noteに華流エンタメ情報を配信中!詳しくはこちら


   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携