漁船がとらえた謎の物体は、実は危険な爆雷―広東省廉江市

Record China    2006年8月31日(木) 14時12分

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爆雷は水上艦艇や航空機から海中に投下し、潜水艦を攻撃するための水中爆発兵器。

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8月28日晩、広東(かんとん)省廉江(レンジアン)市の漁師黄(コウ)さんは、漁船「広東廉江21158号」に乗り、北部湾の東経108°35′10″、北緯21°11′10″の362海域でトロール漁を行っていた。その夜10時に網を引き上げる時、船長の黄さんは網がいつもより重いと感じ、乗組員たちも大漁だと思って喜んだ。急いで網を引っ張り上げて見ると、意外にも黒い物体が甲板に姿を現した。これは一体何なのか、誰も分かる者はいいない。漁師たちは力を入れて、この謎の金属物体を漁船後部へと移した。翌朝8月30日ごろ、獲物を満載した黄さんの船が、いつも通り北海市外砂内港の漁業埠頭に販売に行ったところ、この金属物体を見た黄さんの友人は驚いた。「これは爆弾ではないか?」。びっくりした黄さんたちは、携帯電話ですぐ北海市公安局に通報した。漁船に爆弾を積んだまま、漁港に入ることは非常に危険だと公安局は判断、すぐさま派遣された4名の警官が、黄さんの漁船に乗り込んで物体を確認した。その結果、これは長さ72?直径43?、重さ約200?の対潜水艦の爆雷(ばくらい)だと判明したが、その国籍を特定することはできなかった。警官達は漁師の協力を得て、太い縄で爆雷を縛った上、6人がかりで船から降ろした。その後警官達は適切な方法で、この爆雷の処理を行った。爆雷の威力は甚大で、もし陸地で爆発した場合、バスケット・コート大の深い穴を地面に開けることができる。最近、漁師が同じ海域で未爆発の爆雷を見けるケースが多く報告されているが、それらは恐らく海上の軍事演習で残されたものと思われる。警官たちはメディアを通じて、漁業時にもし爆雷などの危険物を発見したら、自分で判断せずにすぐ警察に通報するよう、漁師たちに呼びかけている、

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