2008年8月25日、そろそろ夏休みも終盤に近づき、片付けていない大量の宿題を抱えた学生がてんてこ舞いするころとなったが、隣国・中国でも事情は同じようだ。手っ取り早く「まる写し」することで難を逃れようとする学生らに、先手を打ってけん制球を投げた教師の存在が明かされた。大手ポータル・網易(NETEASE)のBBSで話題となっている。

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従来、宿題の「まる写し」といえば、賢い同級生の好意に甘えてノートを借りるというクラシックな方法が主流だったが、インターネットが普及した昨今、「コピー＆ペースト」を駆使して、誰もが一瞬のうちに論文を完成するなどという荒業もすっかり定着した。

しかしこのほど、ある教師が大々的に「コピー＆ペースト」防止策に乗り出した。教師は夏休みがはじまる6月、ネット上で学生らに対し「まる写ししても無駄ですよ」と警告メッセージを発した。以下は、その宣戦布告文である。

「学生の皆さん、わたしは美術概論のクラスを担当している曹(ツァオ)です。このほど夏季休暇の課題として『中国アートの美的境地に関する分析』という論文をみなさんに課しましたが、くれぐれもネット上の資料をまる写しなどしないように。わたしはすでに、検索エンジンのキーワード検索でヒットしたウェブサイト40ページ分の内容を確認済みです。これからも関連サイトのチェックを続行します。皆さんご注意を。課題は自分の力で挑戦してみてください」

このメッセージがBBSに転載されるとたちまち話題を呼び、「曹先生は史上最高にイケてる先生だね」などの書き込みが殺到しているという。(翻訳・編集/愛玉)