日本が発明したインスタント・ラーメン誕生50年、中国でも大人気!

Record China    2008年8月25日(月) 23時34分

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25日、世界中で愛される「即席ラーメン」がめでたく50歳の誕生日を迎えた。日本での発売開始から、世界に普及し、現在は全世界の年間消費量が900億食を突破している。写真は四川大地震の被災地で非常食として大活躍したインスタントラーメン。

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2008年8月25日、世界中で愛されている「インスタントラーメン」がめでたく50歳の誕生日を迎えた。50年前の今日、日本で発売開始して以来、急速に世界に普及した即席ラーメンは、いまや中国が生産量・消費量とも世界一に。全世界の年間消費量は900億食を突破したとも言われており、年間1人あたり15食を消費しているという計算になる。新華社の報道。

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日本メディアの報道によると、07年に全世界で消費されたインスタントラーメンは979億食。業界関係者によれば、消費量は今後もうなぎ上りで、10年後には2倍以上になるだろうとも言われている。

インスタントラーメンは1958年、日清食品(発売当時の社名は「サンシー殖産」)が発売した「チキンラーメン」が最初と言われている。インスタントラーメン発明の父・安藤百福氏は台湾出身だが、台湾や香港にはもともと「伊麺(イーミエン)」と呼ばれる伝統食品があり、この製法が即席麺の製法にも類似している。

その後、即席ラーメンは63年に明星食品が海外進出を果たし、とくにアジア全土に広く普及、さまざまな「ご当地ラーメン」が誕生している。現在、生産量と消費量の最多を誇るのが中国で、今年のデータではそれぞれ全世界の約50%を占めており、日清食品やエースコックなど日本の主要メーカーも進出を果たしている。

なお、中国でインスタントラーメンは「方便麺(便利な麺)」「泡麺(お湯に浸す麺)」、香港など一部地域では「公仔麺(お人形さんの麺)」と言われており、長距離列車の車内など、文字通りどこでもすぐに食べられるようにフォークを添付して販売しているものも多く、街中いたるところで即席麺を食べる姿が見られる。種類は日本に負けないほど多く、近年では「豚骨風味」など日本風の味もすっかり定着している。(翻訳・編集/愛玉)

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