米科学誌:「少量の飲酒でも7種類のがんの発病リスク増加」

人民網日本語版    
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中国では「酒抜きでは宴会にならない」といわれており、酒の飲みすぎによる体への影響を心配する人も少なくない。しかし、米科学誌がこのほど発表した研究報告によると、少量の飲酒でも、よく見られる7種類のがんの発病リスクを上げることが判明した。

中国では「酒抜きでは宴会にならない」といわれており、酒の飲みすぎによる体への影響を心配する人も少なくない。しかし、米科学誌「Live Science」がこのほど発表した研究報告によると、少量の飲酒でも、よく見られる7種類のがんの発病リスクを上げることが判明した。北京青年報が伝えた。

米国臨床腫瘍学会でこのほど発表された研究報告によると、アルコールはがんを引き起こす確定的なリスク要因となることがすでに明らかとなっている。データによると、全世界で毎年新たに増えるがんの症例の約5%、がんによる死亡例の6%がアルコールの消費と直接の関連性があるという。

この研究報告は、世界がん研究基金や米国がん学会がこのほど発表したものだ。同報告によると、飲酒は、乳がん、直腸がん、食道がん、肝臓がん、口腔がん、喉頭がん、咽喉がんの7種類のがんを発病する要因となることが明確に裏付けられている。

さらに、2013年の研究報告によると、飲酒をしない人に比べ、毎日1回だけでも飲酒する人が乳がん、咽頭がん、食道がんを発病するリスクはそれぞれ5%、17%、30%増加するという。また、研究によると、毎日4回以上飲酒をする人が食道がんを発病するリスクは、飲酒をしない人の5倍、肝臓がんを発病するリスクは2倍になる。

研究員は、「日焼け止めクリームを塗ることで皮膚がんの発病リスクが低下するのと同じように、飲酒回数を制限することでがん発病の全体的なリスクを下げることができる」と指摘している。そのため、飲酒をする人たちに対して、米国疾病コントロール・予防センターは、「がんの発病リスクを含めたアルコール関連の健康被害を減らすために、男性は毎日2回以上、女性は毎日1回以上飲酒をしないようにすべき」としている。(編集YK)

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