ボルトン氏「暴露本」、韓国政府高官が「事実を歪曲している」―仏メディア

Record China    2020年6月23日(火) 18時0分

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22日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、ボルトン前大統領補佐官による「暴露本」について、韓国政府高官が韓国に関する言及が事実を歪曲していると反発していると伝えた。写真は文大統領の資料映像。

2020年6月22日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、ジョン・ボルトン前米大統領補佐官による「暴露本」について、韓国政府高官が韓国に関する言及が事実を歪曲(わいきょく)していると反発していると伝えた。

記事は、ボルトン氏による「暴露本」の中には、米朝首脳会談を促進してきた韓国政府、特に文在寅(ムン・ジェイン)大統領に対する不満を明らかにする内容が含まれていると紹介。韓国・聯合ニュースの報道によると、大統領府の尹道漢(ユン・ドハン)国民疎通首席秘書官は記者会見で、鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長が21日夜には米国に対して韓国側の立場を説明したことを明らかにした。

鄭氏は、「政府間の協議内容を一方的に公開するのは外交の基本原則違反。今後の交渉に必要な相互信頼に深刻な損害を与え、韓米同盟を発展させるための両国の努力を阻害するものだ」と批判した。尹氏はさらに大統領府の立場を説明し、「個人の先入観と偏見に基づく観点で米韓の指導者による誠実で建設的な協議内容を歪曲することは、常識に反する」と語ったという。

このほか、別の高官は、まだこの「暴露本」をすべて読み通してはいないとしつつも、「ボルトン氏のこの行為は首脳間の協議の過程は明らかにしないという外交上の慣習に違反しており、同書における文大統領が提唱する半島平和構想に対する批判の部分は、全く事実と異なっている」と反論している。この高官は、両国の大統領側近はいずれも守秘義務があり、ボルトン氏の回顧録には多くの虚偽情報があるため、米国が相応の措置を取ると信じているとも述べている。

報道によると、この暴露本では先に米朝首脳会談を提案したのは北朝鮮ではなく韓国の鄭義溶氏であることや、昨年6月に米韓朝の首脳が板門店に集まった際に、トランプ大統領が文在寅大統領の同行を拒否したことなどの内容が含まれている。しかし、別の資料によると、当時ボルトン氏はその場におらず、モンゴルへ派遣されていたと記事は伝えた。(翻訳・編集/山中)

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