文大統領の腕をたたくのは非礼?中国外相の行動が韓国で物議=「韓国を見下している」「国の品格がガタ落ち」

Record China    2017年12月15日(金) 11時30分

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15日、韓国メディアによると、中国の王毅外相が韓国の文在寅大統領とあいさつを交わす際に腕を軽くたたいたことが韓国で物議を醸している。写真は中国の空港に到着した文大統領。

2017年12月15日、韓国・東亜日報によると、中国の王毅(ワン・イー)外相が韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領とあいさつを交わす際に腕を軽くたたいたことが韓国で物議を醸している。

中国を訪れている文大統領は14日午後、北京市にある人民大会堂の北大庁で行われた公式歓迎会に出席。習近平(シー・ジンピン)国家主席のほか、多くの中国高官らとあいさつを交わした。その中で、文大統領は親しみを表現するために王外相の腕を軽くたたいた。すると王外相もこれに応じる形で文大統領の腕をトントンとたたいたという。

これについて、一部では「王外相が文大統領の腕をたたくのは外交的非礼に当たるのではないか」と指摘する声が出ている。

王外相は7月にドイツで行われた中韓首脳会談でも、文大統領と握手をする際に腕を強くたたき、物議を醸していた。

ある外交消息筋は「西洋ではドナルド・トランプ米大統領らが外国首脳の腕や肩をたたいて親しみを表現することもあるが、東洋ではあまり見られないこと。さらに外相が公式の場で国賓として招待された外国首脳の腕をたたくことは理解に苦しむ」と指摘している。

これについて、韓国のネットユーザーからは「マナーも常識もない国だ」「親しみを示したのではなく、韓国の大統領を見下しているんだ」「韓国の外相が習主席に同じことをしてもいいのか?」など中国に対する批判的なコメントが寄せられている。

また「国の品格がガタ落ち」「恥ずかしい。こんな扱いを受けてまで行く必要があったの?」「王毅は文在寅を韓国の大統領として認めていないようだ。北朝鮮の使者と考えているのか?」などと落胆する声が多い中で、「これはひどい。でも今は南北統一のために中国とうまく付き合わなければならない。文在寅政府はベストを尽くしているよ」「国民はその意味を分かっている。でも今は戦略として耐えよう」と言い聞かせる声も。

その他「そんなに気にすること?」「仲が良い証拠では?」など肯定的にとらえるユーザーもいた。(翻訳・編集/堂本

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