国家追悼は世界平和のため

人民網日本語版    2017年12月13日(水) 21時20分

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80年前の12月13日に南京に荒々しく侵入した中国侵略旧日本軍は、その後この世のものとは思われぬほど残虐な南京大虐殺を行い、中国同胞30万人が悲惨にも殺戮された。今日、4回目の南京大虐殺犠牲者国家追悼日にあたり、中国は再び荘重な式典により、亡くなった同胞に哀悼の意を捧げる。中国人民は南京大虐殺の歴史を永遠に銘記し、平和と正義を愛する世界の人々と共に平和を守る。(人民日報「鐘声」国際論評)

「南京を人々の記憶の中から消失させてはならない」。これは米紙ボストン・グローバル・ポストにこのほど掲載された南京大虐殺に関する長編記事の見出しだ。南京大虐殺から80年が経ってもなお、全世界の正義の人々は様々な形で犠牲者を追悼している。カナダ・オンタリオ州議会は10月、「南京大虐殺記念日制定」に関する動議を可決した。米サンディエゴ市の図書館は、南京大虐殺の史実を市民に語るイベントを催した。米カリフォルニア州の街頭に少し前に設置された米国人医師ロバート・ウィルソンの記念碑の前には多くの花が置かれている――東京裁判時、彼は南京大虐殺の最初の証人だった。日本では、高校と大学の教員からつくる研究会が「南京大虐殺」などの言葉を教科書に盛り込むよう提言した……この歴史、忘れられることはあり得ない!

だが人々は、歴史を否認する日本右翼の態度が依然頑なであることも目にしている。侵略戦争を美化する書籍を日本のチェーンホテルに公然と置き、歴史教材を大規模に改竄し、良識ある日本国民が真実を知るのを阻止しようとする。米サンフランシスコ市議会が今年9月に「慰安婦の日」制定決議案を全会一致で可決すると、日本右翼の大阪市長はサンフランシスコ市との姉妹都市関係を解消すると表明した……南京大虐殺の生存者が100人足らずとなった今日もなお、日本右翼は様々な口実を探し続けて当時の軍国主義の犯罪行為について言い逃れし、歴史を歪曲し、戦争を美化し、白黒を逆さまにしているうえ、憲法改正によって軍国主義の復活を企てている。彼らは醜態の限りを尽くしたパフォーマンスで、真相と良識を辱めようと愚かにももくろんでいる。

歴史が時代の変遷によって変わることはなく、事実が巧みな弁舌と言い逃れによって消失することもない。日本右翼が頑なになればなるほど、平和を愛する人々は強く警戒する。今年11月、ジュネーブ軍縮会議は日本の平和演説の資格を取り消した。国連人権理事会は218項目からなる勧告を公表し、歴史問題における日本の姿勢を強く批判し、「歴史を直視し、後の世代に本当の歴史を語る努力をする」よう要求した。南京大虐殺は、とうに全ての正義の勢力の集合的記憶となっている。いまだに夢の中で寝言を言っているのは日本右翼だけだ。

1937年12月18日、ニューヨーク・タイムズは「大規模な強奪、女性への侵害、市民の殺害……日本軍は南京を恐怖の街に変えた」と報じた。今年9月、国際平和都市協会は南京を国際平和都市にすると宣言した。国際平和都市協会の責任者は「南京は第2次世界大戦で戦火に破壊され尽くした都市の典型だ。国際平和都市となったことで、全世界の人々が平和を強く愛し、追求する中華民族の悠久の歴史をより多く知る助けになる」と指摘した。

「恐怖の街」から「平和の街」へ。南京の命運の変遷は平和の貴さを十分に証明している。中国はとうに国民の平和な生活を守る揺るぎない力を持つ偉大な国家となっており、世界平和を守る志を抱いている。歴史を銘記し、烈士を偲び、平和を大切にし、未来を切り開く。中国の終始一貫した平和の誓いは、揺るぎない信念とみなぎる力をはっきりと示している。(編集NA)

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