2008年8月20日、20日付香港・経済通によると、中国石油最大手の中国石油化工股〓（にんべんに分）有限公司（シノペック）が、ガソリン、ディーゼルオイルの輸入を一時取りやめる見通しだ。会社関係者は、中国国内のエネルギー供給が安定に向かっていることを受けての措置で、コストがかさむ石油精製品の輸入を停止することにより、収支の改善にも効果があると話す。

中国石油・化学工業協会の発表によると、7月の国内原油生産量は前年同期比5％増の1617万トン。08年に入って最大の伸び幅を記録した。直近での石油製品や原油の供給ひっ迫を受け、中国政府が石油企業に増産を促したことが背景にある。1−7月の原油生産量は同2．2％増の1億1000万トン。原油加工量は同5．8％増の2億トンで、うち石油製品は同6．9％増の1億2000万トンだった。（翻訳・編集/KS）