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19日、台湾から1981年に遠洋漁業でインド洋に出た後、行方不明になっていた男性が、27年ぶりに故郷に里帰りした。途中で立ち寄ったフランス領「レユニオン」島で船を見失い、そのまま帰れなくなっていたという。写真は男性の出身地、花蓮港。
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2008年8月19日、台湾から1981年に遠洋漁業でインド洋に出た後、行方不明になっていた男性が、27年ぶりに里帰りしていたことがわかった。この男性は途中で立ち寄ったフランス領「レユニオン」島で船を見失い、そのまま帰れなくなっていたのだという。中国新聞社(電子版)が伝えた。
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男性は花蓮県出身の元船員。現地では「台湾版ロビンソン・クルーソー」と呼ばれ、驚きをもって迎えられた。台湾「聨合報」によると、男性は81年に遠洋漁業の船に乗って台湾を出発。3か月後にレユニオン島に到着した後、船長から「15日後に出向する。それまでは自由」と言われた。ところが戻ってみると船の姿はない。1人取り残されてしまった男性は、島で生きていくしかなかった。
レユニオン島は、インド洋上マダガスカル島の東にあるフランス領の島。男性はその後、現地の人の好意でフランス語と料理の勉強をさせてもらう。卒業後は、現地で中国料理店を開店。「結婚」は3回したが、正式な身分証を持っていないため、いずれも内縁関係だった。その間、自身の船員証だけは肌身離さず持参。それが功を奏し、今回の帰郷が実現した。
実家を訪れた男性は、異父兄弟と対面すると抱き合って号泣。母親は21年前にすでにこの世を去っていたが、男性のことは亡くなったとばかり思っていたという。(翻訳・編集/NN)
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