「精神日本人」現象に内在するもの―中国メディア

Record China    2019年6月4日(火) 15時20分

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31日、中国社会科学網は、「精神日本人」の現象に存在する問題点について分析する文章を掲載した。写真は南京大虐殺記念館。

2019年5月31日、中国社会科学網は、「精神日本人」の現象に存在する問題点について分析する文章を掲載した。

文章は「精神日本人」について、日本文化を極端に崇拝し、日本文化を自らの精神的なアイデンティティーとして祖国の帰属感を超越する存在に据え、中華民族を貶めていると説明。「終始『日本中心主義』をロジックの起点とし、中国人を自分とは無関係な『他者』と位置付ける」「歴史の事実を無視して民族感情を傷つけ、日本の侵略戦争を美化して歴史を歪曲し、歴史観を捻じ曲げることで民族の気骨を失っている」などと評した。

そのうえで、「精神日本人」の言論や行動の伝播、蔓延を放っておけば、民族感情や国家の尊厳が傷つくばかりでなく、中華民族の団結力や求心力が弱まり、人びとの正しい歴史観の形成に影響を与えることになるため、反対や抑制をしなければならないと主張している。

そして「われわれは歴史観の教育を大いに重視し、学校教育、理論研究、歴史研究、映像作品、文学作品などさまざまな方式を用いて、愛国主義、全体主義、社会主義教育を強化し、国民、特に青少年の正しい歴史観、民族観、国家観、文化観の樹立と維持を導き、中国人の気概と気骨を増強する必要がある」と論じた。(翻訳・編集/川尻

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