日本のバイト先で困惑、仲の良い日本人と冗談を言っただけで店長から説教される―中国人男性

Record China    2017年12月21日(木) 21時10分

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香港・フェニックステレビ(電子版)は18日、日本にいる中国人留学生の体験談を掲載し、彼らが直面した困難を紹介した。写真は日本。

香港・フェニックステレビ(電子版)は18日、「都内で中国籍の女子大学院生・江歌(ジアン・ガー)さんが殺害された事件の影響もあり、日本の司法制度や中国人留学生の日本での生活に対しても関心を寄せる中国人が増えている。中国人留学生は日本で大きなグループとなっており、彼らはそれぞれに違った思いを胸に日本に来ている」とし、日本にいる中国人留学生の体験談を掲載し、彼らが直面した困難を紹介した。以下はその概要。

■日本に留学して1年の23歳男性

日本の環境はとても好きだ。ただ一点だけ、日本の上下関係の厳しさには困惑している。

私はバイトを常に2つ掛け持ちしており、これまでの職場のスタッフは皆私より若い高校生や大学生だった。だが、いくら自分より若くても、後から入った私は彼らを先輩と呼ばなければならない。飲み会ともなると新人は先輩のお世話で大忙しだ。

TPOに応じて敬語を使う必要があり、使い方を間違えると悪い印象を与えてしまう。あるバイト先で非常に仲の良い大学生と冗談を言い合っていたが、退勤時に店長に呼び出され、「プライベートでいくら関係が良くても、職場では彼(日本人の大学生)は君(私)の先輩であることを忘れてはいけない」と説教を受けた。私は彼と非常に仲が良いため、なぜ冗談を言っただけで説教されたのか理解できなかった。同じ職場にロシア人の男性もいたが、彼も同じことで店長に何度も説教され、私より困惑しているようだった。その後、たまたま通った高校で目にした光景で、私は店長がなぜ私を説教したのかなんとなく分かった気がした。

その時、野球部らしき高校生らが校門に向かって歩いていたが、突然足を止め、腰を90度に曲げて「おはようございます!」と大きな声であいさつした。その先にはこちらに向かって歩いてくる同じユニホームの高校生がいた。高校生らはその上級生が校門に入るまで頭を下げ続けていた。どうやら、日本の上下関係の厳しさは小さいころから形成されたもののようだ。私がこの上下関係に慣れるにはまだまだ時間がかかりそうだ。(翻訳・編集/内山

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