「チベット、新疆の遅れ3つの原因」―中国

Record China    2008年8月18日(月) 12時14分

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8月16日、北京五輪組織委員会が開いた記者会見の席上、政府高官は外国人記者団に対しチベットや新疆が中国東部地区より遅れていることを認め、その原因を説明した。写真は天安門広場で記念撮影をするチベット族のツアー客。

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2008年8月16日、北京五輪組織委員会は外国人記者を招いて会見を開いたが、その席上、国家民族事務委員会の呉仕民(ウー・シーミン)副主任は記者からの質問を受け、チベットや新疆に対する政府の姿勢について説明した。「中国新聞網」が伝えた。

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呉氏は「中国政府はこれまでチベット自治区や新疆ウイグル自治区など少数民族が暮らす地域の発展に尽力し、経済発展の促進と人々の生活水準の向上に努めてきた」と発言。「公正な心を持ち客観的に物事を見ることができる人やメディアは、このことを肯定してくれるものと信じている」と話した。

呉氏はさらに「政府の努力にもかかわらず、これらの地域には経済的発展の遅れなどの問題が今なお存在している」と認めたうえで、その原因について「高さ3000m以上もある海抜や砂漠などの地理的条件」や「改革開放を東部地域から始めた政策」、「教育事業の遅れなどによる文化的な落差」の3つを挙げて、これらが西部地域の発展を阻害していると説明した。(翻訳・編集/本郷)

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