人口大国から人材資源大国へ、高等教育の普及でてこ入れ―中国

Record China    2008年8月17日(日) 17時35分

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8月15日、教育部の章新勝副部長は記者会見で、中国を13億人の「人口大国」から優れた「人材資源国」とする方針を明らかにした。今後は高等教育を一般化させ、公平な教育を施していくという。写真は中国の最高学府・清華大学。

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2008年8月15日、教育部の章新勝(ジャン・シンション)副部長は記者会見で、中国を13億人の「人口大国」から優れた「人材資源国」とする方針を明らかにした。中国新聞が伝えた。

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章副部長は、「人材資源国となる上で重要なことは2つの超越、飛躍と歩調である」と述べ、これを説明。“2つの超越”とは、第1に9年制義務教育の全面普及を進め、農村部での義務教育無料化を実施すること、第2に高等教育を一般化させることだという。

“飛躍”とは、就業を目的とした職業技術教育の普及を指し、実際に昨年は、中等職業教育における全国の就学生数を800万人に伸ばしている。普通教育に占める職業教育の就学生の割合は、中・高等教育でも50%を占めており、章副部長は「職業教育と普通教育の共同発展の基礎はすでに固まっている」と話す。

“歩調”とは、中央と国務院の指導の下、公平な教育を施すこと。農村部の義務教育では雑費を免除し、教科書を無料で提供。経済的に困難な家庭の学生には生活補助を支給し、1億5000万人の学生と780万人の貧困家庭出身の寄宿生を援助していく。同時に国の奨学金制度を健全化し、一般大学での経済援助を20%以上、中等職業学校での経済援助を90%以上とするという。(翻訳・編集/汪葉月)

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