<北京五輪>中国人観衆の大声援でスタート合図聞こえず、スプリンターら困惑―中国

Record China    2008年8月17日(日) 18時34分

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16日、北京五輪陸上男子100m・1次予選のなかで、中国人観衆の声援が大きすぎて、選手がスタートの号砲に気付かないという場面がみられたと伝えられた。

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2008年8月16日付の「東南快報」は、北京五輪陸上男子100m・1次予選のなかで、中国人観衆の声援が大きすぎて、選手がスタートの号砲に気付かないという場面がみられたと伝えた。

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15日、陸上男子100m決勝で「人類最速」の称号をつかんのは、9秒69の世界新を叩き出したウサイン・ボルト(ジャマイカ)だった。しかし、その予選でボルト、アサファ・パウエル(ジャマイカ)、タイソン・ゲイ(米国)の「3強」と並んで、中国人観衆から大きな声援を送られたスプリンターがいる。地元中国では眼鏡をかけて走る姿で親しまれている“眼鏡ランナー”こと胡凱(フー・カイ)だ。このため、9万1000人を収容する国家体育場(通称「鳥の巣」)の観客席はほぼ満席となった。「(110m障害の)劉翔(リウ・シアン)戦のチケットは手に入らなかったけど、胡凱が見られればそれでいい」と話すのは、この日のためにはるばる海南省から来たという劉さんだ。

午前10時20分(現地時間)、胡凱が1次予選6組に登場すると、スタジアムのボルテージは急上昇。名前をコールされた選手がスタートラインにつく。号砲が鳴り響く。しかし、第2コースの胡凱の反応がない。ほかの選手も動かない。なんと、中国人観衆の大声援でスタートの指示が聞こえなかったことが判明。そのため、「ご来場の皆様、スタート前はお静かに願います」とのアナウンスが流れる事態に。その後、滞りなくレースは再開されたという。(翻訳・編集/SN)

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