2008年8月15日、15日付第一財経日報によると、中国石油大手の中国海洋石油有限公司（CNOOC）が渤海湾に新たなガス油田を発見した。12日付で自社サイトに掲載された。1日当たりの生産量は原油が1日当たり1500バレル、天然ガスが22万立方フィートと試算される。ただ埋蔵量は明らかにしてない。

中国海洋石油によると、新ガス油田は渤海湾の「渤中29−5」区にある。水深は21メートル。1885メートル試掘した時点で26メートルのガス油層を発見した。原油、天然ガスを合わせた1日当たりの生産量は434万トンとなる。

渤海湾油田の開発は1960年代から開始。生産量ベースでみると、中国最大の海上油田となる。04年は原油・天然ガスを合わせた年生産量が1000万立方メートルを初めて突破。06年には1561万立方メートルとなり、同社全体の生産量の39％を占めた。

2010年時点の生産目標は3000万立方メートルに設定。実現した場合、中国石油化工（シノペック）が山東省に保有する勝利油田を抜き、中国第2位の油田に成長する。（翻訳・編集/KS）