2008年8月14日、北京五輪開会式の選手入場行進でスウェーデンの女子選手らが着用した青いチーパオ（チャイナドレス）と白いパンツ、スイス国旗を描いた扇子は人々の注目を集めた。

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このユニフォームはスウェーデン選手団のスポンサーである中国のスポーツ用品トップブランドの「李寧」のデザイン。北京五輪の公式スポンサーに選ばれなかった国内のスポーツ用品会社が、海外の代表チームのスポンサーになることで宣伝効果を確実に上げていると「国際先駆導報」が報じた。

「李寧」ブランドはスペイン、スーダン、アルゼンチンの選手団も着用。そのブランドマークははっきりと確認できる。このほかにも、スポーツシューズの「Peak（匹克）」がイラク、「Erke」が北朝鮮、「露友」がリトアニア、スポーツ用品の「Anta（安踏）」がタジキスタンのスポンサーになっている。

「10億元（約150億円）使った『李寧』は13億元（約195億円）の『アディダス』に勝った」と専門家。中央電視台市場調査会社「CTR」の調査では、国民の37．4％が「李寧」を公式スポンサーと間違って認識しており、「アディダス」と正しく答えたのはわずか22．8％しかなかった。（翻訳・編集/本郷）