中国の阿里雲、UAEの石油採掘を効率化

配信日時:2017年12月8日(金) 5時0分
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アラブ首長国連邦(UAE)のハリファ大学が行った研究によると、量子シミュレーションにより岩石表面の湿潤性を予想することで、この石油大国の採掘効率を高めることができるという。同研究は中国クラウドコンピューティングプラットフォームからサポートを受けている。新華社が伝えた。

岩石の湿潤性とは、流体がその表面に付着する性質を指す。石油採掘時には油田そのものの圧力を使い原油を流出させるほか、中に水を注入することで石油を溢れさせる。そのため湿潤性の研究は採掘効率の向上に対して重要な役割を果たすことになる。

ハリファ大学の研究チームは米物理化学速報誌「The Journal of Physical Chemistry Letters」で、中国の阿里雲プラットフォームを使い、量子シミュレーションにより岩石表面分子・地下流体分子間の相互作用を計算したと報告した。各種流体の炭酸塩岩表面の湿潤性を直接予想し、実験室での表徴と比較し、判断することで、油田の現場での実験規模を縮小して時間を短縮し、石油採掘のコストを効果的に削減できるという。

研究者は、「今回の研究により、地下の石油流動メカニズムへの理解を深め、採掘効率を大幅に高める理論的根拠が備わった。UAEは省エネ・効率的な手段により、さらに多くの自然資源を獲得できる」と話した。

量子シミュレーションとは従来の方法では分析しにくいシステムに対して、量子力学の関連法則を利用し、そのシミュレーションと計算を行うことを指す。量子シミュレーションによる湿潤性の予想には、高い計算能力が必要となる。阿里雲の高性能ヘテロジニアス・コンピューティング技術は、量子シミュレーションの時間を効果的に短縮し、予想の精度を高めている。(編集YF)
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