フォーチュンブレインストームイベント 中国で初開催

人民網日本語版    2017年12月7日(木) 10時50分

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米経済誌「フォーチュン」が主催する国際的イベント「フォーチュン・ブレインストームTECHインターナショナル」が5日に広東省広州市で開催された。

米経済誌「フォーチュン」が主催する国際的イベント「フォーチュン・ブレインストームTECHインターナショナル」が5日に広東省広州市で開催された。「フォーチュン」がブレインストームイベントを始めてから15年目にして、初めての米国以外での開催であり、今後はずっと広州で開催されるという。創意に富んだ数多くのプロジェクトから、中国の革新力をめぐる熱い討論まで、現場では明確なシグナルが発信された。「中国は今、世界の革新の牽引役になりつつある」というシグナルだ。新華社が伝えた。

フォーチュンのブラインストームイベントは毎年1回、美国コロラド州で開催される。「フォーチュン・グローバル・フォーラム」にトップ500社など大企業が集まるのとは異なり、ブレインストームイベントは中小規模のベンチャー企業に展示プラットフォームを提供する場だ。今回は特にフォーチュン革新賞が設けられ、中国の革新分野のリーダーになると期待されるベンチャー企業に授与された。

分布型データバンク、ダイレクトバンキング、病院向けスマート物流ソリューション……こうした革新的な構想やビジネスモデルがイベントの舞台に登場した。さまざまな科学技術分野のリーダーや投資家が来賓や審査員となり、各プロジェクトに点数をつけて評価した。

北京優全智匯情報技術有限公司が展示した「保準牛」は企業向け保険プラットフォーム。従来の保険産業のカベを取り払い、インターネットで運用するスタイルによって企業が自社に合った低コストの福利厚生保障システムを構築するのを助け、オーナーの企業運営リスクを軽減する。

保準牛の創業者で最高経営責任者(CEO)の説明では、「弊社の『単車騎行保』はシェア自転車企業ofoの全会員に自動車レンタル中の事故への保障を提供し、会員の利用体験を向上させるものだ。また出前産業の配達員や運動アプリケーションを利用してジョギングする人にもさまざまなシーンでの保険サービスを提供している」という。

当日、保準牛のような業務を手がけるベンチャー企業15社がスピーチコンテストを行い、勝ち残った5社はフォーチュン・グローバル・フォーラムへの参加が決まった。主催者はこの他に1社を選出して、「フォーチュン年間中国革新企業賞」を授与した。

イベント開催期間には、科学技術産業の専門家や企業家を大勢集めたブレインストーミングも行われた。参加したリーダーたちの忌憚のない討論は往々にして科学技術分野のバロメーターになる。

今回のブレインストーミングに参加した人によると、「中国は今、世界の革新の原動力になりつつあり、中国発の発明がグローバル経済の新たな局面を形作っている」という。

大疆創新科技有限公司(DJI)は世界の消費型ドローン分野のリーダーだ。同社の羅鎮華社長は、「大疆がこれほど迅速な発展を遂げられたのは、ひとえに人材がいたからだ。企業のチームの平均年齢はわずか27歳で、この若い人たちの創造力が大いにかき立てられて今日の発展がある。大疆は中国科学技術企業の別の可能性を提供した。中国科学技術企業は新しい道を歩むことが完全に可能だ」と述べた。(編集KS)

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