銀行系クレジットカード、9割以上が「眠ったまま」―中国

Record China    2008年8月10日(日) 9時45分

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8日、中国の銀行が発行したクレジットカードや準クレジットカードは15億枚といわれているが、実際に国内の消費者が使用しているのは1割にも満たないことが調査の結果明らかに。

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2008年8月8日、中国銀聯(China Union Pay)戦略発展部主席研究員の林采宜(リン・ツァイイー)氏は、中国で現在使用されている銀行系クレジットカードは発行総数の1割にも満たず、残りの9割以上のカードが眠ったままであると語った。「上海証券報」が伝えた。

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銀聯が行った調査では、07年末までに中国国内の銀行で発行されたクレジットカードや準クレジットカード(デビットカードのような短期決済型カード)の総数は15億枚に上っているが、そのほとんどは「休眠」状態にあり、1年のうち最も使用度が高い12月でさえ、8000万枚程度のカードしか使用されていないという。

「中国は世界最大のクレジットカード市場」と林氏。その理由として、小切手を持たない中国人が物を購入するときは、現金とクレジットカードのいずれかを使用せねばならないが、多くの農村や地方都市ではカード普及率が今なお低いことをあげている。

中国のカード使用率も国際平均の14.3%しかない。中国のクレジットカード業界は、今後し烈な顧客争奪戦と違法な現金化などのさまざまなリスクに挑戦する時代を迎えることになると見ている。(翻訳・編集/本郷)

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