2017年フォーチュン・グローバル・フォーラムの日程

人民網日本語版    2017年12月4日(月) 19時0分

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2017年フォーチュン・グローバル・フォーラムが12月6日から8日まで中国・広州で開催される。今回のフォーラムは、中国経済ひいては世界経済が変動する重要な時期において、多国籍企業がどのような重大課題に直面するかに着目している。

2017年フォーチュン・グローバル・フォーラムが12月6日から8日まで中国・広州で開催される。今回のフォーラムは、中国経済ひいては世界経済が変動する重要な時期において、多国籍企業がどのような重大課題に直面するかに着目している。デジタル時代に突入している現在、新たな革新は未曽有のスピードで進んでいる。人工知能・生物科学・ドローン・ロボット・モノのインターネット・自動運転・ナノ技術・3Dプリントアウトなどの分野で起こる天地を覆すような変革は各業界を大きく変え、これによって、世界中の人々の生活は改善され、各業界はよりスマートになっている。一方で、その利用方法によって、通常の秩序が崩され、セキュリティーが脅かされる可能性もある。また、世界各地で自由貿易と移民の受け入れに反対する風潮が高まっており、これまで当たり前のように進められてきたグローバル化に反発の声が上がっている。

こうした様々な要素からなる複雑な経済情勢は、各国の企業のリーダーに複雑な課題をもたらしている。こうした背景の中、中国ひいては世界が直面している状況をめぐって議論し、新たな革新・変革の中でリスクを引き下げ、より多くの発展チャンスを探ろうとする指導者らに新たな方向をもたらすことが今回のフォーラムの主旨となる。

製造業から、医療や交通、金融までの各分野で、科学技術の時代におけるグローバルな競争優位性と、企業のリーダーシップが包容力に富んだエコノミーの建設に果たす重要な役割を探り出す。開放と革新は中国と世界各国でいかに経済成長を促進し、社会の繁栄と進歩を実現させる主な動力となるかがフォーラムの注目点であり、各分科会を貫くテーマでもある。

本大会のテーマ:                                        

●革新・革命      ●グローバル化のゆくえ

                 ●21世紀のリーダーシップ     ●持続可能な発展

会議の概要:                                          

※ 開放性とイノベーション:グローバル経済の形成

日程:                                               

※ 12 月 6 日 水曜日

10:00 - 12:15  開幕式・全体会議及び特別講演

13:00 - 14:15  非公式の昼食会

12:15 - 12:45  【テーマ会議】 最前線

英語教師から中国電子商取引の最大手、さらに世界ビジネススポークスパーソンとなった、世界最大手ECプラットフォーム・アリババの創設者である馬雲董事局主席は、ビジネス、起業と持続可能な発展の未来について講演し、中国と世界将来の発展の行方について馬氏自身の意見を述べる。

※ ゲスト: 馬雲氏 アリババグループ 創業者兼董事局主席

15:05 - 15:35  【テーマ会議】 革新と生態系

世界最大手IT企業の一つ、テンセントの創業者である馬化騰会長兼CEOは、モバイルインターネットに基づく革新的な製品をこれからどのような形で中国のユーザーたちに提供し、人々の生活の質を向上させるか、拡張しつつあるO2O分野で企業のビジネスモデルをどのように磨きなおすかについて議論する。

※ ゲスト: 馬化騰氏 テンセント 会長兼CEO

15:35 - 16:00 【テーマ会議】 未来への主導

歴史が長く、世界最大手自動車会社の一つであるフォードの主席は、革新・未来の移動ツール、および世界最大の自動車市場である中国で成長を遂げるチャンスについて論議する。

※ ゲスト: ウィリアム・フォード(William Ford)フォード自動車 執行主席

16:15 - 16:55 【テーマ会議】 開放性とイノベーション:グローバル経済の形成

市場開放が大きなプレッシャーに直面し、経済ナショナリズムが台頭しながらも、革新・革命は猛烈な勢いで世界を席巻している。このような経済情勢において、いかに事前対処し、不確定な将来において企業の持続的な成長を維持させるか。中国国内外で起きているどのような革新が大手多国籍企業の最高経営責任者(CEO)らから注目されているのか。こうした話題を議論することで、現在の世界の発展すう勢への理解を深める。

※ ゲスト: Natarajan Chandrasekaran氏 タタ・コンサルタンシー・サービシズ CEO

※ ゲスト: 楊元慶氏 レノボ 会長兼CEO

16:55 - 17:25 【テーマ会議】メイド・イン・チャイナ

世界最大規模の電子製品OEMメーカーの創業者兼会長である郭台銘氏がハイテク投資、グローバル拡張計画および製造業の将来について演説。

※ ゲスト: 郭台銘氏 富士康(フォックスコン)科技集団 創業者兼CEO

17:25 - 18:00 【テーマ会議】十字路に立つグローバル化:新時代の競争

保護貿易主義が台頭している中、食料品から流行文化まで、世界の人々に人気のあるものはみな細分化され、コミュニティ消費へと転じている。多国籍企業はいかに徹底的な現地化を実現し、現地に特化した製品を作り出し、現地のセンスに合わせ、人材にひきつけるか。中国がグローバル化に適応していく側から駆動力へと変化をしていくにつれて、中国の多国籍企業は欧州からアフリカ諸国の各市場における発展はどうなのか。西側の企業は世界各地、特に世界2位のエコノミーである中国で、どのように現地化を進め、成長戦略を調整しているのか。世界各地の特徴あるクラスター、たとえばミレニアル世代や定年になった人の割合が高い状況に対して、企業はどのように対処すべきか。今の新しいグローバル化時代において、もっとも有効なやり方とは?

※ ゲスト: 馮経国氏 リー・アンド・ファン(利豊、 Li & Fung)グループ董事局 名誉主席

※ ゲスト: ヘンリー・ポールソン氏 The Paulson Institute 創始者兼主席、元米財務長官

※ ゲスト: Frans van Houten氏 フィリップス 会長兼CEO

18:00 − 18:30 「開幕の夜」パーティーおよび晩餐会の会場に移動

19:00 − 22:00  歓迎パーティ、晩餐会およびパフォーマンス

※ 場所:中山記念堂

日程:                                               

※ 12 月 7日 木曜日

7:00 − 8:00【テーマ会議】発展しつつあるグローバル化戦略:越境する融合、パートナシップと有機的成長

グローバル市場でいかに成功するかは多くの多国籍企業が抱える重要な問題であり、特に海外へ進出しようとする企業が直面する課題でもある。グローバル化の拡張と発展を求めるには多くの選択肢がある。たとえばライセンス経営、電子商取引の発展、直接投資、合弁会社の設立およびM&Aなどだ。企業はどのように「グローバル化の考え方を抱きつつ、現地化運営を進める」のか。ビジネス界のリーダーたちによる「多国籍企業が新たな市場環境のもとで直面するチャンスと挑戦」に関する素晴らしい講演を聞いてみよう。

※ ゲスト: Yousuf・Al・Beyen氏 SABIC 副会長兼CEO

※ ゲスト: 方洪波氏 美的 董事長兼CEO

※ ゲスト: 方華徳氏 先正達公司 CEO

※ 司会: ジェフ・コルビン氏 「フォーチュン」誌 シニア・エディター

8:30−9:30 【平行会議】 (四つの中から一つを選択)

1.メイド・イン・チャイナ:革新の展示

モバイルや医療の新たなすう勢から、家電製品や娯楽に取り入れられた新技術まで、メイド・イン・チャイナは製品に限らず、その製品の設計やインキュベーターまで広がっている。どんどん増えてきた中産階級の「新型」や「未来」への好奇心は中国を起業と革新の中心へと誘い、世界革新の最前線へと立たせている。このような転換の先頭を歩む中国の企業家らが自身の見解を共有し、最新の革新成果を展示する。同時に当フォーラムでは中国の企業家精神がこの先数年、世界にどのような変革をもたらすかを見通す。

※ ゲスト: 葉恩華 帝国理工学院マーケティング戦略学 教授

2.中国のシェアリングエコノミー

シェアリングエコノミーは新たなビジネス環境を作り出し、数十億人もの生活に影響をもたらしている。中国はこの変革の中心的存在。半数以上の中国人が提供側、または消費者の形でシェアリングエコノミーにかかわっている。当フォーラムでは、最も影響力のある中国企業のリーダーたちが、キャッシュレス化の新型ビジネス環境のもとで、いかにシェアリングを活用し企業イメージを再構築するかについて講演を行う。

※ ゲスト: 陳馳氏 民泊プラットフォーム・小猪共同創業者兼CEO

※ ゲスト: 李政氏 WiFi Master key会長兼CEO

※ ゲスト: 張旭豪氏 Elema共同創業者兼CEO

※ 司会:  Eunice Yoon氏 CNBC 中国支社社長 首席記者

3.「一帯一路(the Belt and Road)」:グローバル貿易の新たな構造を形成

中国の「一帯一路」(the Belt and Road)イニシアティブでは、グローバル貿易の促進を約束し、世界インフラの空白地帯を埋め、欧州・アジアひいては世界の経済成長をけん引することが呼びかけられた。「一帯一路」イニシアティブが完全に実施されることで、欧州・アジア・アフリカの65カ国がつながりを持ち、世界人口の半分以上に恩恵がもたらされ、世界GDPの三分の一以上が生み出されることになる。

「一帯一路」は欧州・アジア経済帯の投資とビジネス環境にいかなる影響をもたらすのか。参加国と関係企業はこの構想からどのような利益を獲得できるか。21 世紀の「海のシルクロード」はまたどのような革新を生み出すか。当フォーラムでは「一帯一路」イニシアティブを中心に、踏み込んだ分析を行いながら、グローバルビジネス・貿易にもたらされる変革を討議する。

※ ゲスト: Arthur R. Kroeber氏 Gavekal 研究主管、「中国経済季刊」編集

※ ゲスト: 楊粛斌氏 楊忠礼集団董事総経理

※ ゲスト: その他講演者は後日発表予定

※ 司会: クレイ・チャンドラー氏 タイムグループ

4.人工知能とビジネスの未来

製造業から、医療、銀行、交通まで、各業界は人工知能がもたらす厳しい挑戦に直面している。おしゃべりロボットやスマート投資コンサルタント、手術支援ロボットが続々と登場し、将来銀行員や医者はロボットに仕事を奪われないためにどのような技術を持たなければならないのか?そして企業のリーダーたちは人工知能を将来の企業戦略にどのように取り入れるべきなのだろうか?

※ ゲスト: スティーブ・ミリガン氏 ウエスタンデジタルCEO

※ ゲスト: その他講演者は後日発表予定

※ 司会: アダム・ラシンスキー氏 「フォーチュン」誌

9:45− 10:10 【テーマ会議】フォーチュン・グローバル・フォーラムその一:大手企業から見た未来

フォーチュングローバル500社トップで、世界最大の個人事業主と売上額最多企業であるウォルマートは、世界28カ国で計11000店以上の店舗をもつ。ウォルマートの董事局主席グレッグ・ペンナー氏は小売業界の未来と持続可能な発展や、中国ひいては世界の顧客によりよいサービスを提供するには企業がいかに方針と戦略を調整すべきかについて講演する。

※ ゲスト: グレッグ・ペンナー氏 ウォルマート 会長

10:10− 10:30 【テーマ会議】中国で成功する

企業が中国で成功を収めるには、イノベーションと差別化、運営効率の向上、さらには優秀な人材と的確な戦略が鍵となる。熾烈な競争を前に多国籍企業はいかに対応し、成功の法則とは何かといった点をめぐり、議論を展開する。

10:50− 11:15 【テーマ会議】グローバル貿易:新たなチャンスをつかむ

この先数年後、貿易と資本の流れはどのようになっていくのか。中国のグローバル貿易立て直しにともない、「一帯一路(the Belt and Road)」イニシアティブがどうやって欧州・アジア各国の経済発展を推し進めていくのか。当フォーラムでは、多国籍企業にとって考慮すべき新興の地政学的要素や潜在的なチャンスとリスクを分析する。

※ ゲスト:ペニー・プリツカー氏 PSP Capital創始者兼主席 元米商務長官

※ ゲスト:アンドリュー・ロブ氏 亜聯恒業会長 元オーストラリア貿易・投資大臣

11:15 −11:45 休憩

11:15 −12:30 【特別会議】 (四つの中から一つを選択)

1.未来の外出

デジタル化、自動化と新ビジネスモデルは世界各地の人々の外出に革命的な変化をもたらした。たとえば、交通渋滞の緩和、大気汚染の軽減、住みやすい都市へのニーズ、巨大な市場潜在力を備えた無人運転電気自動車、そしてますます注目を集めるシェアリング自動車サービスなどだ。このような変化は人の生活と仕事にどれほどの影響を与えているか、そこに隠されたビジネスチャンスと挑戦について、フォーラムで議論する。

広州汽車集団による展示

※ ゲスト:曾慶洪 広州汽車集団股フェン有限公司 董事長、党委員会書記

※ ゲスト:マイケル・デューン氏 デューン汽車有限公司 総裁

※ ゲスト:水野泰秀氏 ホンダ 中国本部長兼執行役員

2.未来都市:都市ガバナンスとイノベーション 市長フォーラム

2050年までに世界人口の66%が都市部に住むようになると見られている。増え続ける人口を収容し、都市の住民の生活クオリティをさらに改善するため、世界各地の市政府は新たな技術を活用している。ビッグデータとより便利なインターネットによって、都市は未曽有の変革を遂げている。ガバナンスやイノベーションはすでにスマートな都市を作りあげ、急速に進む都市化による土地や環境の汚染問題を解決するカギとなっている。

世界各国の市長や専門家たちは当スペシャルフォーラムに集まり、都市化を進める中に直面する課題のソリューションを検討し、スマート都市は経済成長や革新にどのような役割を果たすかについて討議する。

広州市政府による展示

その他講演者は後日発表予定

※ 司会:田薇氏 CGTN 《World Insight》番組 司会者

3.グローバル金融の未来

急スピードで変化する市場ニーズに満たすため、グローバル金融サービスも調整しなくてはならない。デジタル化と科学技術革新の勃興は新しいプラットフォームと柔軟性の高い、より簡単に消費者をひきつけるサービスをもたらした。ブロックチェーン、P2P(個人間)融資が成長しつつあり、人工知能とロボット学習技術は金融機関の効率を高めた上、新しい機能ももたらしている。人々のニーズおよびほかの重要なニーズを満たすにはグローバル金融システムをどのように変えればいいか。加速度的に進歩しつつある科学技術、時代の変化とともに変わる消費志向、改善・完備され続ける管理監督は、金融サービスの設計と提供にいかなる影響を与えるか。

広州越秀金融控股集団股フェン有限公司による展示

※ ゲスト:張招興氏 広州越秀集団有限公司 董事長

※ ゲスト:ハンスポール・バークナー氏 ボストンコンサルティング グローバル主席

※ ゲスト:スチュアート・ガリバー氏 HSBCホールディングス CEO

※ 司会: ジェフ・コルビン氏 「フォーチュン」誌 シニア・エディター

4.未来の医療

デジタル接続やビッグデータから人工知能、バイオ技術まで、学際的な革新は医薬業界に変革をもたらしている。成長スピードが世界でもっとも速い中国の医療市場は、この変革の中心となり得ることができるのだろうか。中国と西側の企業は、現在広州で先端の医療技術を開発しており、病気の予防・早期発見および慢性疾病の治療に取り組んでいる。世界医療と健康業界を変革させる可能性がもっとも高いイノベーションに注目し、中国の医療を世界先端に推し進める科学技術に注目していく。

広州医薬集団(GPC)による展示

※ ゲスト:李楚源 広州医薬集団 董事長

※ ゲスト:ジョー・アルメイダ氏 BAX会長兼最高経営責任者(CEO)

※ ゲスト:李一諾 ビル&メリンダ・ゲイツ財団北京代表処 首席代表

※ ゲスト:Stefano Pessina氏 ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス 執行副董事長兼CEO

※ ゲスト:Frans van Houten氏 フィリップス 会長兼CEO官

12:45 − 13:00 休憩

13:00 − 14:15 非公式昼食会

14:30 − 17:00 広州観光(選択自由)

業界トップのビジネスモデルは広州の先進的なインフラとイノベーションセンターをどのように最大限活用し、それぞれの力を発揮させたかを見学する。(昼食付き)

※ 出発場所:シャングリラホテルロビー

ルート1:自動車製造

広州汽車集団(広汽集団)が全額出資の独自ブランド 「広州汽車集団乗用車」を出席者に案内する。合弁会社である広汽集団はフィアット、ホンダ、鈴木、三菱、トヨタなど数多くの海外自動車メーカーと協力パートナーシップを結んでおり、自社ブランド「伝祺」の乗用車も生産している。また、広汽集団は香港証券取引所と上海証券取引所に上場した初の国有自動車メーカー。広汽集団はアメリカ市場に目を向け、アメリカの消費者に自動車を売る初の中国自動車メーカーを目指している。出席者たちに広汽集団の会議・展示センター、総組立ラインおよび生産現場の見学をしてもらう予定。

ルート2:VR 技術

新興企業が集まる「創業大街」と広州玖的デジタルテクノロジー有限公司を見学。敷地面積が3万平方メートルを超える「創業大街」は、中国国家レベルの科学技術産業パークであり、ACG(アニメ、コミック、ゲーム)産業の製作拠点でもある。広州玖的デジタルテクノロジー有限公司は中国トップクラスのVR技術を擁し、研究開発センター・コンテンツスタジオ・ハードウェア生産拠点を備えている。見学において、出席者たちは9DVR(卵形VRシミュレーター)やインタラクティブVRゲームPLATOONなど広州玖的デジタルテクノロジー有限公司のもっとも革新的な製品への理解をいっそう深める。

14:30− 15:00  【テーマ会議】今後の中国経済

この40年間で計画経済から市場経済に転換した中国は、現在すでに世界2位のエコノミーとなっている。この先5年間、中国は8兆ドル(1ドルは約111.3円)もの商品を輸入し、6000億ドルの海外投資を誘致するほか、海外へ7500億ドルもの投資を行い、海外旅行に出かける中国人観光客数はのべ7億人に達する見込みだ。長期的な成長と持続可能な発展の実現を狙う中国だが、現在は投資による成長モデルから消費による発展へと転換する兆しを見せている。貿易計画の作成や経済区の設立によって多くの人々を貧困から脱却させ、イノベーションの推進に取り組んでいる。このような中国はこの先数年間のうちにグローバルビジネスプロセスを構築するここができると見られている。業界トップの専門家たちは、閉幕したばかりの第19回中国共産党大会の重要成果を出席者に共有した上で、中国の成長や新たな特質を持つ人々から利益を獲得しようとしているビジネス界のリーダーたちにとって、こうした成果が何を意味するかという点をめぐり、議論を展開する。

※ ゲスト: 孫[王偉]氏 モルガン・スタンレーアジア太平洋地区連合CEO、中国エリアCEO

※ ゲスト: マイケル・ペティス氏 北京大学教授 カーネギー国際平和基金シニア研究員

15:00− 15:15【テーマ会議】中国の革新の道

米国や世界の特許700件以上を持ち、世界で日用品発明がもっとも多い発明家の一人であるジェイ・ウォーカー氏は、中国の過去・現在・未来における世界の革新にそれぞれ与える影響について自分なりの見解を述べ、著書「人間想像力の図書館」に書かれる各人類の傑作を紹介する。

※ ゲスト: ジェイ・ウォーカー氏 Upside創業者兼CEO Priceline創業者

15:15− 15:50 【テーマ会議】世界的な革新の未来

デジタル時代に科学技術が驚くほどの進歩を遂げている中、新たなイノベーションの変革は空前のスピードで発展し続けている。バイオ技術・人工知能・ドローン・ロボット・モノのインターネット・自動運転・ナノ技術・3Dプリントなどの技術は各業界で劇的な変革を引き起こしている。このイノベーションの変革では、各分野が技術によって融合されており、これにより変革のスピードはさらに加速し、影響もさらに拡大された。この新しい革命において、中国は「模倣者」から「革新者」に転換し、新たな技術の提供者として自分なりの道を切り開いた。「フォーチュン」中国革新賞の発表を前に、世界のリーダー企業のCEOたちはまもなく登場するであろう革命的技術に対し自らの見解を述べ、もっとも重視する技術の前途を見極める。

※ ゲスト: Charles Vermot氏 シスコCEO

その他講演者は後日発表予定

15:50− 16:00 「フォーチュン」中国革新賞

今回のフォーチュン・グローバル・フォーラムでは「フォーチュン」中国革新賞にエントリーした企業をインタービューし、最終的に会場で優勝した企業が発表される。

16:15 − 17:30 【テーマ会議】中国の自由貿易区:チャンスと影響

経済のさらなる開放を促進し、改革の速度を向上させるため、中国は自由貿易試験区(保税区)を設立している。これにより、外資系企業の中国での投資のハードルが引き下げられ、資本流動への制限が緩和され、海外の投資家はより多くの市場に参入できるようになった。中国の11の保税区のうち、7つが今年設立された。世界2位のエコノミーである中国はグローバル貿易市場シェアを絶えず増加させる中で、これらの保税区がどのように越境貿易を促進させ、新たな革新を生み出すか。保税区を利用し、利益を稼げようとする企業のリーダーたちにとって、直面するチャンスと挑戦は何か。中国がより多くの外資を誘致するには、さらにどのような改革を行わなければならないのだろうか。

広州市政府による展示

※ ゲスト:李善民氏 中山大学副学長・自由貿易区研究所所長

※ ゲスト:黄碧娟氏,HCBCアジア太平洋地域副会長・頭取兼行政総裁

※ 司会:戴青麗氏  Basilinna CEO兼創業パートナー

16:30 − 17:30 【平行会議】 (五つの中から一つを選択)

1.最高経営責任者(CEO)のリーダーシップ:勝ち組の会社を作り上げる

偉大なる21世紀の企業の姿とは?21世紀のリーダー的存在となるために企業は何をすべきか?CEOたちはどうやってイノベーションを推進し、優れた企業文化を作り上げ、スピーディな変化と、消費や技術駆動の新たな環境がもたらすあらゆる変革に正しく対応していくのか?

こうした問題をめぐり、フォーラムでは多国籍企業のCEOたちが自分たちのストーリーを語り、今までにない挑戦に満ちた時代において、いかに企業を成功に導いていくかという点について、その観点や見方を語り合う。

※ 司会: アラン・マレー氏 「フォーチュン」誌、Time社

2.グローバルフィンテックへの展望

周知のように、現在、従来からの銀行業を覆すような変革を起こしているフィンテックは金融サービスに革命的な発展をもたらしている。中国がグローバルフィンテックのけん引役として台頭している今、各大中小企業はどのように戦略を調整し発展していくか。フィンテックはいかなる役割を果たし、そして経済グローバル化に役立つのだろうか。

※ ゲスト:JosephNgai氏 McKinsey Greater China董事パートナー

※ ゲスト:ポール・スミス氏 CFA協会総裁兼CEO

※ ゲスト:唐寧氏 宜信創業者、総裁兼CEO

※ ゲスト:李晶氏 JPモルガン・チェース董事総経理、JPモルガン・チェースアジア太平洋エリア副主席

※ 司会:ジェフ・コルビン氏 「フォーチュン」誌 シニア・エディター

3.中国の新たな消費者群

2022年までに5億5000万人を超えると見られている中国の中産階級のニーズと消費習慣は世界に影響をもたらすことは間違いない。また、中国の人口の構成にも変化が生じている。統計データによると、4億人以上に達したミレニアル世代は現在消費の新たな主力軍となり、この先20年間、高齢者の人口が倍増するのに伴い、新たな製品とサービスへのニーズが生まれる。中国人観光客は去年だけでも、海外旅行で2600億ドル以上を消費し、再び記録を更新した。中国市場に参入しようとする企業はこのような新たなすう勢をどのように利用するべきか。

中国南方航空による展示

※ ゲスト:Rashid Qureshi氏 ネスレ中国会長兼CEO

※ ゲスト:袁岳氏 零点有数董事長

※ 司会: Eunice Yoon氏 CNBC 中国支社社長 首席記者

4.グローバルリスク:新たな経済情勢におけるビジネス

一見沈静しているように見える経済情勢の裏には、どのような巨大な破壊力のあるリスクが潜んでいるのか。多国籍企業のCEOたちが、変化しつつある経済情勢と市場環境に的確に対応するため、当フォーラムでは範囲を拡大させ、食糧危機から、伝染病、温暖化の進行による自然災害や人類の移住まで、まだ十分に注意されていないリスクに目を向け、その理解を深める。

※ ゲスト:パンカジュ・ゲマワット氏 スペインのIESEビジネススクールグローバル戦略担当教授

※ ゲスト:John Haley氏 ウィリス・タワーズ・ワトソン・パブリックCEO

※ ゲスト:項兵氏 長江商学院院長

※ 司会: クリフトン・リーフ氏 「フォーチュン」誌

5.エネルギー革新

人口の増加に伴い、企業は持続可能なエネルギーの革新への投入を増やしつつある。2035年までには世界のエネルギー消費に占める中国の割合が28%になると見られている。これに対し、中国は、2030年までに再生可能エネルギーをエネルギー全体の20%に引き上げることを目指し、2020年までに3600兆ドルを投入する。再生可能エネルギーについての中国のこの承諾はほかの国々にどのような影響を与えるのだろうか。企業や生活クオリティー、人々の健康にはどのように影響するのだろうか。持続可能なエネルギーのイノベーションを促進し、適切なエネルギー供給を実現する上で、企業はどのような役割を果たしていくことになるのか。

※ ゲスト:馬鯤鵬氏,喜威中華圏CEO

※ ゲスト:Jerome Pakes氏 ゼネラル・エレクトリック再生可能エネルギー会社会長兼CEO

※ ゲスト:舒印彪氏 中国家電網董事長

※ ゲスト:Jonathan Woetzel氏 マッキンゼー・アンド・カンパニー上席パートナー

※ ゲスト:呉国迪氏 中国国際能源集団董事長

※ 司会:Brian O’Keefe氏「フォーチュン」誌 副編集長

17:30 - 18:00 休憩

18:00 広州タワーに移動

19:00 − 20:15 招待会

※ 場所:広州タワー

20:30− 21:30 珠江ナイトクルーズ

日程:                                               

※ 12 月 8 日 金曜日

08:00 − 09:20  【テーマ会議】スマート製造とモノのインターネット

今日の世界では、工場と組み立てラインがますますスマートになり、人の知恵とデジタル、科学技術が結びつき、製品と生産力に劇的な変革をもたらした。「未来工場」の概念が絶えず進化するのにともない、企業は「スマート」とインターネット製品をどのようにして製造工程に取り込んでいくのか。センサーやロボット、3Dプリントやグリーン技術など様々な分野で、グローバル企業はプロセスの簡素化や規模化、持続可能な発展を実現するために色々な試みを実施している。中国が製造業を中心に策定した発展戦略「中国製造2025」(中国製造業10カ年計画)では、よりスマートに、よりグリーンに、より効率的になる方法を模索している。これらの変革は中国でビジネスを展開している企業とグローバル供給チェーンにどのような啓発を与えるのか。生産現場の仕事はますます自動化が進み、企業の熟練技術者人材へのニーズが高まる今、従業員をどのように配置し、どのような教育を受けさせるかというのが企業の直面する課題となっている。

広州市政府による展示

※ ゲスト:ボリエ・エクホルム氏 エリクソン会長兼CEO

※ ゲスト:Till Reuter氏 KUKA Robotics CEO

※ ゲスト:山名昌衛氏 コニカミノルタ株式会社代表執行役兼CEO

※ 司会: アダム・サヴェッジ氏 「フォーチュン」誌

08:15- 09:30 【平行会議】(五つの中から一つを選択)

1.中国の国有企業:発展のプロセスとその前途

中国の国有企業(SOE)はこれまで常に中国経済の柱となってきた。過去数年間にわたり、多岐にわたる経営、効率の向上、中国経済成長の回復への寄与を目指し、一連の重大な変革を行ってきた。国有企業の民間企業と多国籍企業との合弁・協力が奨励されているほか、「一帯一路」(the Belt and Road)をはじめとする国の政策も国有企業の世界進出と革新に新たなチャンスをもたらしている。そしてこれらの改革はすでに成果を上げている。2017年上半期、国有企業の売り上げは同24%増の2兆2000万億ドルに達した。

当フォーラムでは関係専門家と国有企業のリーダーたちに国有企業の改革プロセスについて自分なりの見解と、国有企業が今後のグローバルビジネス構成にどのような影響をもたらすかを紹介してもらう。

※ ゲスト:Arthur R. Kroeber氏 Gavekal 研究主管、「中国経済季刊」編集

※ ゲスト:舒印彪氏 中国家電網董事長

※ ゲスト:項兵氏 長江商学院院長

※ ゲスト:徐念沙氏 中国保利集団董事長

※ 司会:Eunice Yoon氏 CNBC 中国支社社長 首席記者

2.中国の体育とフィットネス産業の未来

2250億ドルを上回る中国のスポーツ産業の価値は、2025年には現在の8倍に達すると見られている。スポーツイベントの公共支出と「全国民フィットネス」の政策は中国経済の新たな成長源となっている。科学技術の発展のおかげで、中国の数百万人ものスポーツファンは世界のスポーツリーグを身近で見られるようになり、同時に30億ドルの価値を持つとも言われているエレクトロニック・スポーツも生み出された。健康がますます重視される今、支援合意の締結から、授権、販売、さらにブランドPRまで、フィットネスまたはその消費が多国籍企業に巨大な市場をもたらしている。スポーツやフィットネス産業を展開している中国のリーダー企業及びスポーツ経済の発展によって成功した企業の代表らが、当フォーラムでそれぞれの経験を紹介する。

※ ゲスト:董[火偉]氏 ナイキ大中華圏総経理・ナイキグループ副総裁

※ ゲスト:馬暁飛氏 WME | IMG 中国CEO

※ ゲスト:ゲイ・ポッター氏 ニールセンスポーツアジア取り締まり役

※ 司会:JimmyflowerCruze氏 フォーチュン・グローバル・フォーラム中国主席

3.国境を超えたグローバル電子商取引

電子商取引(EC)の急速な発展は人々の消費体験を大きく変えている。消費者は実店舗よりグローバルデジタル市場に偏り、より安い値段でより先端の製品を買うことができるようになっている。ソーシャルメディアにより、小売りのバージョンアップが実現され、さらに大規模な国境を超えた取引が生み出されている。2020年までに中国は世界最大のオンライン取引市場となり、世界の電子商取引による売り上げは現在の2倍の4万億ドルまで増加する見込みだ。

オンラインで海外の商品を購入する消費者がますます増える今、多国籍企業は消費のセキュリティーをどのように確保するのか。小売業者はEC技術を生かした実践によってどのように国際業務を展開させ、利益を引き上げるか。アジアひいてはほかの新興市場に根を下ろしてきた電子商取引が、これからどのような挑戦に直面するのだろうか。

※ ゲスト:●嘉琳氏(●は草かんむりに恵) フェデックスアジア太平洋地域会長

※ 司会:Brian O’Keefe氏「フォーチュン」誌 副編集長

4.賢明な投資:中国で投資チャンスを探る

世界の投資者が中国市場に参入するチャンスは史上最多となっている。医療、小売りやプライベートファンドなど、中国にとって利益が最大の投資チャンスはどれなのか。投資の方向はどこにあるのか。また、自動化、中所得層の絶え間のない拡大とCDPの安定的な成長といったトレードは投資にどのような影響をもたらすのだろうか。

世界トップレベルの投資者が一堂に会し、投資の潜在的なリスクとリターンを巡って討論する。

※ ゲスト:諸立力氏 第一東方投資集団董事長兼CEO

※ 司会:ニナ・イーストン氏 「フォーチュン」誌

5.エコ中国:持続可能な都市・コミュニティ計画

より持続可能な都市の建設に伴い、低炭素経済が新しい主流となっている。中国は生態系を考慮した発展計画と持続可能な建築を重視してきた。現在、中国は世界でもっとも大きなエコ建築市場となっており、団地やビジネスセンター、総合ショッピングモール、公園などに、地球に優しいデザインが多く取り入れられ、よりクリーンな環境、よりパワフルで活力あふれたコミュニティが作り出されている。エコの最前線で活躍している専門家や企業のリーダーたちを出席者たちに紹介。彼らの努力のおかげで、中国はよりグリーンで、より環境に優しい都市化を進めることができていると言っても過言ではない。

※ ゲスト:莫争春氏 ポールソン・インスティテュート北京代表処執行主任

※ ゲスト:張健氏 DGBK 建築事務所 パートナー

※ 司会: Brian O’Keefe氏「フォーチュン」誌 副編集長

09:30 − 09:45 休憩

09:45 − 12:00 全体会議

09:45 − 10:05 【テーマ会議】世界をつなぐ

通信とクラウドインターネットをコア業務とする中国の華為(ファーウェイ)は完備された長期発展戦略を持ち、プラットフォームやインターネット、生態系を融合することで世界をつなぐことを目指している。同社は研究開発や人工知能、優れたデザインを通じて、どのように業界をリードするモノのインターネット企業になっていったのだろうか。

※ ゲスト:胡厚崑氏 華為技術有限公司副主席、輪番CEO

10:05 − 10:35 【テーマ会議】21 世紀の雇用

新興の科学技術は急速に労働力に変革を及ぼしている。現在の反グローバル化の風潮は始まったばかりといってもよい。自動化による新たなポストは失われるポストよりもはるかに多いとする革新革命を支持する人々もいる者の、一方で大半の人々は自動化のせいで人類の仕事や収入、生活が広い範囲で破壊的な影響を受けると考えている。

いかに新たな雇用を創出し、従業員たちに急速に変化しつつある労働環境で新たな技術を学ばせ、進歩させるかは、グローバル企業のリーダーたちが直面している課題といえるだろう。

※ ゲスト: Mark S. Hoplamazian氏 ハイアット・ホテルズ会長兼CEO

※ ゲスト: ストライブ・マシイーワ氏 エコネット・ ワイアレス・グループ創設者兼会長

10:35 − 11:05 【テーマ会議】インターネット経済:成長のプラットフォーム

ギグ・エコノミーからシェアリングエコノミーまで、モバイル端末とモノのインターネット(IoT)技術がデジタルプラットフォームにより今までなかった形で結ばれ、新たな経済モデルが生み出されている。中国の消費者たちにとって、ソーシャルからサービスやショッピングまで、日常生活におけるすべてのシーンがインターネットプラットフォームに関わっている。これらの新興企業がいかに従来のビジネスモデルを覆し、業界と企業の境界を打破し、次世代の消費者を生み出したのか?将来的に、新興企業には何が期待されているのか?新たなプラットフォームとは?そして賢明な投資家はどこに資金を回すべきなのか?

※ ゲスト:ネイサン・ブレチャージク氏 共同創業者兼CSO(最高戦略責任者)

※ ゲスト:童士豪氏 GGV Capital管理パートナー

11:05 − 11:35 【テーマ会議】エンターテイメント中国:新たな消費者の参入

映画ファンやゲーマー、テーマパークの観光客を含む中国消費者は莫大なファングループであると言っても過言ではない。これらの消費者の可処分所得は平均よりも高くなっている。

多国籍企業は娯楽産業の新たなすう勢からどのように中国消費者を理解すべきか。融合したコンテンツでどのように中国のファンたちに影響を与えるか。また将来的にどのような投資や合弁会社が生み出されるのか。

※ ゲスト:黎瑞剛氏 華人文化控股集団公司 董事長

※ ゲスト:ロバート・シモンズ氏 STX Entertainment会長兼CEO

12:00 フォーラム終了

12:30 − 16:30 南沙区と自由貿易試験区を見学(選択自由)

※ 出発場所:シャングリラホテルロビー

広州の最南端にある南沙区を見学。南沙区は広東自由貿易区の一部であり、珠江デルタの地理的な中心地でもある。ここで出席者らは南沙港と明珠湾地域を見学。この地域の建設は始まったばかりで、完成後は珠江デルタと周辺地域の国際中央ビジネス区になる計画だ。珠江湾発展展覧センターの見学後、南沙自由貿易区の責任者と会面予定。(編集ZJ)

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