韓国高速鉄道、平昌五輪の時も安全は「運任せ」だった?=韓国ネット猛批判

Record China    2018年12月12日(水) 10時50分

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10日、韓国・SBSは今月8日に発生した韓国高速鉄道江陵線の脱線事故と関連し、「列車の安全が1年近く運任せにされていた」と報じた。写真はKTX。

今月8日に発生した韓国高速鉄道(KTX)江陵線の脱線事故に関連し、韓国・SBSは10日、「列車の安全が1年近く運任せにされていた」と報じた。

SBSによると、事故発生の30分前、ソウル方面行き(上り)線路で、切り替え装置に原因不明の異常が発生。そのため線路は完全に切り替えられていない状態だった。しかし異常を知らせる信号を送る機器の連結が誤っていたために、ソウル方面とは逆方向の車両基地行き(下り)線路で異常が発生したものと誤認された。江陵駅の駅員3人が下り線路を確認したものの、当然異常は見つからなかった。その間にソウル行きKTXは異常が発生した上り線路に進入し、脱線事故につながった。

信号機器は施工当時から誤連結された状態だったが、これまで一度も点検が行われておらず、こうした事実が発覚しなかった。平昌冬季五輪を控え、昨年12月に開通したKTX江陵線は、この1年間で450万人の乗客が利用したという。

SBSは「施工の段階で誤りがあったにもかかわらず大事故が起きるまでその事実が発覚しなかったこと、列車の安全が運に任されていたことは驚きだ」とし、「これまで事故なく運行されていたことを幸いに思わなければならないほど」と伝えている。

この記事に、韓国のネットユーザーからも批判が殺到している。「うげっ。今まで大きな事故がなくてよかったな」「冬季五輪とその後で、どれだけたくさんの人が利用していたか。運がよかった?冗談じゃない」「国の基幹産業がこんなにも低レベルだなんて」「どう考えても、無理な開通が招いた事故だ。冬季五輪前、試運転の列車が信号の誤作動で死傷者を出す事故も起きていた」「この記事が正確なら、(線路を扱う)施設公団の責任では?」「2005年に鉄道庁が公企業化された時、会社を分割したのが発端ではないか。鉄道の会社は一つに統合すべきだ」などという意見が上がっている。(翻訳・編集/麻江)

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