<中華経済>09年上半期まで中小企業の経営環境の悪化は続く―中国

Record China    2008年8月8日(金) 7時6分

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中小企業の経営環境の悪化は、09年上期まで続くとの見通し。政府の対策として銀行貸出規制の緩和も。写真は中国中小企業協会の成思危(チョン・スーウェイ)名誉会長。

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2008年8月7日、7日付香港・経済通によると、業界団体の中国中小企業協会はこのほど、09年上半期(1−6月)まで中小企業の経営環境の悪化が続くとの見通しを示した。

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08年以降、原材料高や人民元レートの上昇、政府によるマクロ経済調整策、世界経済のスローダウンなどの影響を受け、中小企業の経営環境が厳しくなっている。また今年から施行された「新労働契約法」により人件費が高まっているほか、資金調達が難しくなっていることも経営悪化に拍車をかけた。

国家発展・改革委員会(発改委)の下部組織、中小企業局によると、08年上半期は全国で6万7000以上の中小企業が倒産。中でも繊維産業の倒産企業は約1万社に達した。

一方、景気下振れを警戒する政府の動きもみられる。5日付新華社電は、中国人民銀行(中央銀行)が銀行貸出規制の緩和に乗り出したと伝えた。市中銀行の引き上げ幅が大きいことから判断して、今回の規制緩和は資金繰りにあえぐ中小企業の救済が目的とされる。(翻訳・編集/KS)

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