<中華経済>新外貨管理条例施行、資本流出入の管理を強化―中国

Record China    2008年8月8日(金) 7時28分

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8月7日、6日付新華社によると、国務院はこのほど、外貨管理条例の改定版「中華人民共和国外貨管理条例」を公布し、即日実施した。写真は山東省済南市の中国人民銀行。

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2008年8月7日、6日付新華社によると、国務院はこのほど、外貨管理条例の改定版「中華人民共和国外貨管理条例」を公布し、即日実施した。

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新条例は、国境を越える資本流出入の管理を強化する内容を新たに加え、資本取引における外貨決済管理をルール化し、その資金用途を厳格に監視する。また外貨の違法流入、違法決済などに関する処罰規定も増やし、関連当局の職責や検査方法を明確化した。

中国人民銀行(中央銀行)によると、中国の6月末の外貨準備高は前年同期比35.7%増の1兆8088億米ドルとなり、07年末からの半年間で2806億米ドル増えた。同じ期の貿易黒字は前年同期比11.8%減の990億米ドル。海外企業による直接投資額を加えても約1500億米ドルにしかならず、外貨準備の増加額との差額分にあたる約1300億米ドルが出所不明。その多くが投機資金の流入によってもたらされたとされている。

「中国人民銀行(中央銀行)は外国為替を強化するため、「為替局」を新設することを決定した」とも国内メディアが報じている。(翻訳・編集/HI)

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