2008年8月7日、7日付中国証券報によると、財政部はこのほど、08年上半期財政収支は、収入が前年同期比33．27％増の3兆4808億1900万元、支出が27．69％増の2兆2882億200万元で、1兆1926万1700万元の黒字となったと発表した。

通年予算の達成率は財政収入が59．52％、財政支出が37．64％となる。上半期の中国経済は世界的な金融不安や、国内での自然災害の相次ぐ発生など懸念材料が目白押しで、財政収入の減少が懸念されたものの、これを払しょくする結果となった。このため専門家の間で減税の余地は十分あるとの認識が高まり始めた。

専門家は、世界経済の減速懸念や国際的な物価高が続くなか、政府は金融政策よりも財政政策を活用すべきだと主張。減税によって経済の安定した発展と企業活力を維持する必要があると指摘した。（翻訳・編集/HI）