<点描・北京五輪>朝倉浩之の眼・五輪を前に天安門広場に市民殺到

Record China    2008年8月4日(月) 18時28分

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五輪を前に、天安門広場が花いっぱいに…。北京五輪の開幕を控え、中国政治の中心地、天安門広場では色とりどりの花4000万株で作った花壇がお目見え。公開初日の今日は、夏休み中の子供たちなどの歓声が上がっていた。写真は8月2日、天安門広場。

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五輪を前に、天安門広場が花いっぱいに…。

北京五輪の開幕を控え、中国政治の中心地、天安門広場では色とりどりの花4000万株で作った花壇がお目見え。公開初日の今日は、夏休み中の子供たちなどの歓声が上がっていた。

この天安門広場の花壇は1986年から始まり、毎年、国慶節(中国の建国記念日)からの連休に、行われている。年々、花壇の形は趣向をこらしたものとなり、その年に話題となった事物をテーマにした花壇が好評を呼んでいる。

そして今年はオリンピックイヤーということもあり、2か月間前倒しして、今日からスタート。これまでで一番長い3か月間、天安門広場で展示される。

今日は朝から多くの親子連れや地方からの観光客がつめかけ、周囲は、入場を待つ人たちでいっぱいとなっていた。現在、天安門広場は入場規制を行っており、決まった時間以外は入場することができない。しかし、あまりにも多くの人たちが集まったため、当局は予定の10時より、10分前倒しして、9時50分に開門。子供たちが“一番乗り”して、色とりどりの「オリンピック花壇」を楽しんでいた。

入場開始前…市民たちが今か今かと開場を待つ。

中央には、北京五輪のシンボルマークである「中国印」を象った花壇がある。高さ7.81mで、マーク部分は20万個あまりの電飾で作られ、夜は美しく広場を照らす。これを周囲40mの花壇で囲み、小さな池が配置してある。

また広場東側には「5大陸4つの海が迎える北京五輪」をテーマにした巨大な花壇。北京五輪のスローガン「一つの世界 一つの夢」が大きく書かれ、世界地図などが描かれている。

「中国らしい」巨大で、派手な色使いの花壇…ぜひ北京においでの際はごらんいただきたい。なお、大会中は規制がより強化されるため、注意が必要だ。

まず8月17日、24日はマラソンのスタート地点となるため、その前日と合わせて、全て立ち入り禁止となる。それ以外の日は朝6時〜10時まで、別の活動が行われるため、入場できない。見学はそれ以外の日にち、時間帯を選んでほしい。お勧めは夜。美しくライトアップされた天安門と一緒に「中国ならでは」の風景を堪能してほしい。

ただ連日、大混雑することだけは覚悟したほうが…

<注:この文章は筆者の承諾を得て個人ブログから転載したものです>

■筆者プロフィール:朝倉浩之

奈良県出身。同志社大学卒業後、民放テレビ局に入社。スポーツをメインにキャスター、ディレクターとしてスポーツ・ニュース・ドキュメンタリー等の制作・取材に関わる。現在は中国にわたり、中国スポーツの取材、執筆を行いつつ、北京の「今」をレポートする中国国際放送などの各種ラジオ番組などにも出演している。

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