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8月1日、走行中のバスで隣の席に座っていた青年を殺害し、頭部を切断したビンス・リー容疑者の裁判が行われた。カナダには死刑制度がなく、懲役10〜25年の刑になると見られている。イメージ写真。
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2008年8月4日、重慶時報によると、カナダ西部を走行中の長距離高速バス内で、隣の席に座っていた19歳の青年を殺害し、頭部を切断した中国系カナダ人のビンス・リー容疑者(40歳)の裁判が、8月1日に行われた。
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第2級殺人罪で起訴されたビンス・リー容疑者は、法廷で裁判官の言葉にも答えず、うなだれたまま黙秘を続けた。2回目の裁判は、8月5日に行われることになった。
カナダには死刑制度がなく、計画的な犯行でない場合には通常、第2級殺人罪が適用される。第2級殺人罪の判決が下れば、10〜25年の懲役刑になるものと見られているが、殺害の動機や事件の経緯については現在も調査がすすめられており、新たな証拠が見つかった場合には、罪状が追加されることになる。
今回の事件は、カナダでは史上最も残虐な殺人事件として社会を震撼させており、容疑者が中国系住民だったことで、現地の華僑社会にも大きな衝撃が走った。現在、ネット上などで中国系住民に対する非難や差別的な発言が相次いでおり、現地の中国系住民の間では、報復を恐れ、1人では出歩かないようにする者が増えているという。(翻訳・編集/岡田)
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