ジェット・リー、「慈善事業は経済改革より30年遅れている」と批判―中国

Record China    2008年8月4日(月) 17時9分

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8月3日、中国武術の達人で国際的映画スターのジェット・リーが、「中国の慈善事業は経済改革と比較すると30年は遅れている」として、法律上の保護を求める発言を行った。写真はジェット・リー。

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2008年8月3日、中国出身の国際的アクションスター、ジェット・リー(李連杰)が、招かれた「第2回アジア太平洋中小企業フォーラム」の席上、「中国の慈善事業の仕組みは、国内の経済改革と比べると遠慮して言っても20年、遠慮せずに言えば30年も遅れている。一番の問題は構造的なものだ」と発言した。「中国新聞網」が伝えた。

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チャリティ基金「壹基金」の創設者でもあるジェットは、「国内の慈善事業に関しては法律上の保護がないため、事業運営にどうしても不透明さが残る。同基金に寄付をしてくれた善意の人々に対し、私はきちんと報告をしなければならないのだが」と話し、基金と寄付者との意思疎通がうまくいかなければ、善意の輪は広がらないとの懸念を示した。

さらにジェットは「慈善事業の多くが大企業に依存している現状だが、最も大切なのは1人1人が差し出す1元(約15円)の積み重ねだ」として、次世代の人類の幸福のために中国人が積極的に慈善活動に参加することが必要だと強調した。(翻訳・編集/本郷)

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