上海汚職事件、陳良宇被告の息子に有罪判決―天津市

Record China    2008年8月4日(月) 13時0分

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3日午前、今年4月に収賄罪で懲役18年の一審判決を受けた元上海市委書記の陳良宇被告の息子に懲役3年、執行猶予4年が言い渡された。写真は陳良宇氏。

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2008年8月3日午前、今年4月に収賄罪で懲役18年の一審判決を受けた中央政治局元委員、元上海市委書記の陳良宇(チェン・リアンユー)被告の息子で、元書記の汚職に関与したとして逮捕された陳維力(チェン・ウェイリー)被告に天津市第二中級人民法院は懲役3年、執行猶予4年を言い渡した。北京晩報の報道。

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維力被告は中国華聞投資会社が上海社会保険基金から10億元(約150億円)の不正融資を受けたことに親子ともども関わっているとされる。維力被告は同社の傘下にある中体メディアの総裁と香港華聞投資会社の名ばかりの副総裁を務めており、33才ながらも年収100万元(約1500万円)を受け取っていた。

また、上海申花グループからも利益供与を受けたとされる。維力被告は申花グループの副総裁として名を連ねていたが、同グループの郁知非(ユー・ジーフェイ)総裁は陳良宇被告に言われ、申花グループの公金を使用できるクレジットカードを陳維力被告に渡したという。

維力被告の弁護士は、今回の判決を妥当としている。同被告は無罪判決を期待していたため、法廷での態度も良好だった。維力被告は利益供与などを受けたのは確かだが、「いずれも自らが積極的に行ったのではなく、良宇被告や相手方からのあっ旋や求めがあったからだ」という。(翻訳・編集/小坂)

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