<点描・北京五輪>朝倉浩之の眼・五輪開会式の内容、韓国メディアが暴露

Record China    2008年8月2日(土) 7時59分

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7月29日、北京五輪の開会式リハーサルが行われたが、その詳細について、「国家機密」級の厳戒態勢がとられたにもかかわらず、韓国メディアが内容を暴露。物議をかもしている。写真は当日、メインスタジアム「鳥の巣」に集まる人々。

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開会式の内容が暴露?

29日、北京五輪の開会式リハーサルが行われたが、その詳細について、「国家機密」級の厳戒態勢がとられたにもかかわらず、韓国メディアが内容を暴露。物議をかもしている。中国新聞社など、各メディアが伝えた。

記事によると、詳細を暴露したのは韓国の3大テレビ局のSBS。この開会式について「内容は想像を超えていた。規模は大きく、数千名によるパフォーマンスは圧巻。非常に統一のとれた芸術作品に仕上がっており、まるで巨大な絵画をみているようだった。まさにチャン・イーモウのいうとおり、素晴らしいものだった」とし、そのパフォーマンスの内容などを暴露した。

SBSの放映した映像は2分09秒。無数の太鼓が鳴り響くなか、開幕に向けた「人文字」カウントダウンから始まる。そしてレーザー光線が飛び交う中、空中から、孫悟空が登場し、フィールドには一本の巻物が登場する。音楽が鳴り響く中、巻物は広げられていき、そこから3人の演じ手が登場し、太極拳、京劇などの中国伝統の芸術を披露するという具合だ。

ただ、「最大の機密」である聖火の点灯については「依然として分からない」としている。

この件について、中国のインターネット上で物議をかもしている。「恒例の」韓国の国民性批判が非常に多く、また「秘密を守れないのはやはり道徳のない証拠」と“秘密漏洩”自身を非難する声も多い。またその中で、「問題なのは北京組織委。あれだけ多くの人にリハーサルを見せて、秘密が漏れないわけがない」と真っ当な意見もあった。さらに今回、会場に入場できたのは関係者やその家族、軍人などだけだったため、一般市民の不満は非常に大きいようだ。

<注:この文章は筆者の承諾を得て個人ブログから転載したものです>

■筆者プロフィール:朝倉浩之

奈良県出身。同志社大学卒業後、民放テレビ局に入社。スポーツをメインにキャスター、ディレクターとしてスポーツ・ニュース・ドキュメンタリー等の制作・取材に関わる。現在は中国にわたり、中国スポーツの取材、執筆を行いつつ、北京の「今」をレポートする中国国際放送などの各種ラジオ番組などにも出演している。

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