博物館1200か所を無料開放、故宮なども値下げ―中国

Record China    2008年7月29日(火) 15時39分

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28日、2009年までに中国の国立博物館1200か所が無料開放される。無料開放しない北京の故宮や西安の兵馬俑などの遺跡でも、入場料を大幅に値下げするとの方針が明らかにされた。写真は北京の故宮。

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2008年7月28日、中国新聞社によれば、国家文物局の張柏(ジャン・バイ)副局長が、2009年までに中国の国立博物館1200か所を無料開放し、無料開放できない北京の故宮や西安兵馬俑などの遺跡でも状況に応じて入場料を値下げするとの方針を明らかにした。

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上海博物館のような大規模なものから、村々の孔子廟まで、中国の博物館はその数、規模や歴史は多様だ。中国初の博物館は、清末から中華民国にかけての政治家で、教育家でもあった張謇(ジャン・ジエン)が1905年に設立した南通博物苑。それから1世紀余りを経て、現在の中国には博物館が2400か所あり、その大半は国が所有しているが、2008年1月から共産党中央宣伝部、財政部、文化部、国家文物局などが、国立博物館、記念館の無料開放をすすめている。

2008年現在で、既に600か所が無料開放されているが、張柏氏によれば、2009年にはさらに600か所を無料開放する予定だという。北京の故宮や西安の秦始皇兵馬俑など、重点保護対象となっている国立博物館では今後も有料となるものの、入場料を値下げする予定だ。(翻訳・編集/岡田)

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