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25日、中国ネットワーク情報センターによると、6月末現在で中国のネットユーザーは2億5300万人と世界一になった。資料写真。
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2008年7月25日、中国ネットワーク情報センター(CNNIC)が発表した「第22回中国インターネット発展状況統計レポート」によると、6月末現在で中国のネットユーザーは2億5300万人となり、米国を抜いて世界一になった。しかしネット普及率は19.1%に過ぎず、世界の平均値21.1%さえ下回っており、まだまだ本当の意味での「ネット王国」には程遠いという。「新京報」が伝えた。
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中国では、現在も国民の80%以上がネットとはほぼ無縁の生活を送っており、ネットが中国人の生活の一部になっているとは言い難い。
ネットと無縁の人々は、一部の新しいものに馴染めない年長者と、大部分を占める社会の底辺の人々で構成されているという。
社会の底辺の人々、特に中国の農村地区でネットに触れられないのは、パソコンの知識不足やネットに興味がないからではなく、経済的に許されないことが主な原因になっている、と同レポートでは分析している。
これを裏付けるデータとして、昨年の世界銀行の調査では、先進国のネット利用の費用は収入の1%以下だが、中国では同10%以上になっていることが明らかにされている。
こうした状況から、中国が真の「ネット王国」になるには、まだこれからと見られている。(翻訳・編集/HA)
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