<中国人観光客が見た日本>6年ぶりに訪れた日本は変わっていた

Record China    2017年11月24日(金) 8時50分

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22日、日本を訪れた中国人観光客がこのほど、自身のブログにその時の思い出をつづった。

2017年11月22日、日本を訪れた中国人観光客がこのほど、自身のブログにその時の思い出をつづった。以下はその内容。

6年前、私は同僚とともに初めて東京、長崎、沖縄を訪れた。当時、日本の先進性や文化、清潔さや物価の高さに思い入ったものだ。それから年を重ねて再び日本を訪れた私は、日本が当時から少し変わったところがあることに気がついた。

まず、日本は昔と変わらずきれいだった。関西国際空港から新今宮への移動中、農村地帯を通り抜けた際、同行者たちは汚れている場所がひとつもないことが信じられない様子だった。どんなに見ても、汚れた場所など見つからない。農村ではあっても、こざっぱりとした家が整然と立ち並び、道という道がきれいで、ぬかるみもない。市街地に入ってもそれは同じだった。ごみ箱も少なく、コンビニくらいにしか置かれていない。

次に、日本人の仕事熱心さ。目の当たりにすると頭が下がる思いだ。地下鉄では文庫本を読む人をよく見かける。髪の白い年かさの男性たちが一生懸命働いていて、何かのグラフが描かれた紙を持っていた。市街地では退屈そうな仕事でもしっかりやっている姿を何人も見かけた。例えば道案内らしい看板を持っているような仕事や、交差点で統計を取る仕事、温泉宿で夜中の3時に落ちている髪の毛を粘着ローラーで取る作業などだ。誰もスマートフォンをいじっていないし、さぼってもおらず、とても真面目にこつこつと働いていた。

そして、日本人はみな謙虚で礼儀正しい。数日滞在しているうちに、何となく自分もそうしたくなってくる。いちいち頭を下げるのは面倒ではあるが。他の人の旅行記には、道を尋ねたら親切な人が目的地まで連れて行ってくれたという体験談をよく見るのだが、私の場合は英語ができるからか、道を聞いてもみな指し示すだけで立ち去ってしまう…。

ある民宿で一緒になった中国の若い娘などは、中国語だけであちこち旅行しているのに、たまたま出会った日本人の若いイケメンに目的地まで連れて行ってもらえたそうだ。何てうらやましい。そうした日本人の親切さというのはきっと染みついたものなのだろう。デパートで目当ての店が見つからず、適当な売り場に入って何も買わなくても、店員はなんとかその店までの行き方を教えようとしてくれる。とても優しい。

しかし、今回の旅行であまり好意的ではない日本人にも出くわした。初めて日本を訪れた時にはそうした人には出会わなかったのに。1人は、地下鉄の駅員。駅で道を聞くと、日本語で話すように言ってきた。驚いてよくよく見直したが、表情は冷ややかなままだった。もう1人は、地下鉄車内でそばに立っていた女性だ。そのとき私たちは大きな荷物を3つ抱えていたのだが、その女性は私たちを見て首を横に振って恨めしそうな目つきをした。どういう意味かはよくわからないが、私たちのことが気にくわなかったのだろう。

奈良で買ったマグネットアクセサリーは、家の冷蔵庫に貼り付けた。今まで行った国や都市で買ったとりどりのマグネットが貼ってある。

同じ国でも、訪れた時によってまったく違った味わいがある。初めて日本を訪れたのは6年前だった。そして2回目には、日本のサービス業が退化したのを感じた。外国人観光客が増え続けていることが原因ではないか。とはいえ、それでも整然さを保ち続けているのにはやはり感服する。

何はともあれ、中国と日本はよき隣人であってほしいと私は願う。中国人も日本人も、大部分の人は平和を愛しているのだから。3回目の日本との出会いがそう遠いことにならないよう願っている。(翻訳・編集/岡田)

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