2008年7月14日、河北省秦皇島市での1シーン。北京五輪の共同開催都市としてサッカー競技が開催されるこの街も、安全対策に奔走する武装警察らで徐々に緊張の度合いを増している。

この日も武装警察のメンバーは、観戦客による暴動やテロを想定した厳しい演習に駆り出され、彼らの駐留する寄宿舎は、ひっそりかんと静まり返っている。そんなつかの間の静けさのなか、ひとり宿舎に残った日直当番が、汗まみれになって帰ってくる仲間のために、洗面器や石鹸などの洗面用具を黙々と準備している。

＜写真シリーズ・表情＞では、中国の様々な1シーンを写真で紹介していく。(翻訳・編集/愛玉)