習主席が安倍首相に笑み、日中は本当に新たなスタートを切ったのか―米華字メディア

Record China    2017年11月21日(火) 7時10分

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20日、米華字メディアの多維新聞は、「習主席が安倍首相に笑み、日中は本当に新たなスタートを切ったのか」と題する記事を掲載した。資料写真。

2017年11月20日、米華字メディアの多維新聞は、「習主席が安倍首相に笑み、日中は本当に新たなスタートを切ったのか」と題する記事を掲載した。

安倍晋三首相と中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は11日、ベトナムのダナンで首脳会談を行い、日中関係について改善を進めていくことで一致した。習主席は安倍首相との会談の冒頭の写真撮影で笑顔を見せ、「日中関係の新たなスタートとなる会談だった」と語ったと伝えられている。

これについて記事は、「その実現は難しいかもしれないとの分析が出ている」と伝えた。

記事によると、19日付の香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、あるアナリストの話として「日本と中国の指導者は握手を交わし、笑顔を見せ、新たなスタートを約束した。だがそうした誓約も、今後数カ月後または数年後に起こり得る不測の事態を覆い隠すものではない」とし、「例えば、中国または日本の民族主義者が尖閣諸島上陸を試みるなら、日中間の分裂は避けられないだろう」と伝えた。

また、16日付の米紙ニューヨーク・タイムズも、「習主席の笑顔は過去4回の会談で示した厳しい表情とは全く異なっていたと、日本のニュースメディアはそれを画期的なものとして伝えていた」とした一方で、「アジアの2つの大国には、長期間の歴史と領土をめぐる争いによる隔たりが存在している。両国関係の真の再編を進めるには、握手や笑顔以上のものが必要になるだろう」と論じているという。(翻訳・編集/柳川)

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