<動画>中国のスーパーコンピュータはどれだけスゴイのか

人民網日本語版    2017年11月20日(月) 22時50分

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多くの国がスーパーコンピュータの開発に力を注いでいるが、中国の天河2号はすでに5年連続で世界最速のスーパーコンピュータとしてその名を轟かせている。

コンピュータは今や人々にとって身近な存在となっているが、スーパーコンピュータはその規模の大きさとセキュリティーの厳しさから、一般の人々が簡単に目にすることはできない代物だ。スーパーコンピュータとは、高性能計算やデータ処理に優れた超大型コンピュータ。その主な特徴は、計算速度と容量の大きさ、そして複数の周辺機器が取り付けられ、様々な機能のソフトウェアシステムを備えている点だ。その計算速度は1秒あたり千兆回にも達する。

スーパーコンピュータの構造は非常に複雑。天河2号を例に挙げると、計算ノードは約1万6千、1ノードあたりXeon E5 12コアCPU2つと、Xeon Phi57コア・コプロセッサ3つ、Xeon E5 プロセッサ3万2千個、Xeon Phiコプロセッサ4万8千個で構成されており、その総コア数は312万となっている。内部メモリは1ノードあたり64GBのメインメモリ、また、Xeon Phiコプロセッサには8GBの内部メモリが備わっているため、1ノードあたりに88GBで、合計1.408PBとなる。それ以外にも、12.4PBのRAIDが備わっている。

天河2号のハードもかなり大規模で、合計125機のキャビネットがあり、1つのキャビネットに4つのラック、1つのラックに16枚のシステムボード、1つのシステムボードに2つの計算ノードが備わっている。スーパーコンピュータ1台の消費電力は約17808キロワット、冷却ラジエーターを搭載することにより、消費電力は24兆ワットに達し、毎年の電気代だけでも1億元(約17億円)に及ぶ。

スーパーコンピュータは生物医薬や新素材、エンジニアリングデザイン、シミュレーション分析、天気予報、スマートシティ、電子商取引、クラウド計算、ビッグデータ、デジタルメディア、軍事技術などの分野においてかけがえのない存在であるだけでなく、中国国家テクノロジーの発展レベルのシンボルにもなっている。

多くの国がスーパーコンピュータの開発に力を注いでいるが、中国の天河2号はすでに5年連続で世界最速のスーパーコンピュータとしてその名を轟かせている。(提供/人民網日本語版・編集TK)

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