「車いすの天使」が告発、増える横暴な「成金」―中国

Record China    2008年7月23日(水) 12時36分

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21日、パリ聖火リレーで暴漢からトーチを守り有名になった「車いすの天使」金晶さんが、ブログで中国人の横暴な態度、マナー不足を批判し話題となっている。写真は北京市の五輪イベントに出席した金晶さん。

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2008年7月21日、パリ聖火リレーで暴漢からトーチを守ったとして有名になった「車いすの天使」金晶(ジン・ジン)さんが、ブログで中国人の横暴な態度、マナー不足を批判し話題となっている。

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貴州省の市民健康イベントに出席した後、金さんは上海市に戻るため飛行機に乗った。イベント主催者の行為によりファーストクラスに座ったが、後から乗ってきた中年男性が「ここはおれの席だ。なんで座っているんだ」といいかがりをつけてきたという。騒ぎを聞きつけた金さんの付き添いもエコノミークラスからやって来て話を聞いたが、男は取り合う様子もなく怒鳴り散らしている。キャビンアテンダントが席は間違いなく金さんのものだと話し、ようやく引き下がったが、捨て台詞として付き添いに「エコノミーに帰れ」とばかにしたように吐き捨てたという。

金さんはこういう障害者や老人、果ては地震の被災者といった社会的弱者になんの配慮もしない自分勝手な人間は中国のあちこちにいるとつづり、また周囲の人間も自分に累が及ぶことを恐れて横暴な人間をとがめようとしない、と中国社会の問題点を指摘した。

急速に格差社会化が進行する中国では金晶さんが出会ったような横暴な人間が増えている。「文明五輪」を標榜する中国では痰吐き、列への割り込みなどマナー違反をやめるよう一般市民を啓発しているが、本当に問題なのは金と権力を握った横暴な金持ちかもしれない。(翻訳・編集/KT)

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