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20日、金陵晩報は、旅行サイトを通じて韓国のホテルを予約した女性が、韓国でのMERS患者発生を受けてキャンセルしようとしたところ拒否されるトラブルが発生したと報じた。写真は韓国ソウル。
2018年9月20日、金陵晩報は、旅行サイトを通じて韓国のホテルを予約した女性が、韓国での中東呼吸器症候群(MERS)患者発生を受けてキャンセルしようとしたところ拒否されるトラブルが発生したと報じた。
女性は9月18日にソウルで用事があり、9日にアリババ傘下の旅行予約サイトFliggy(飛猪)からソウルのホテルを予約した。しかしその後、韓国国内で3年ぶりにMERS患者が発生したことから韓国行きの中止を決定し、「不可抗力である」として予約のキャンセルと返金を要求した。しかし、同サイトは「ホテル側が変更、キャンセルは不可としている」として要求を拒否したという。
同サイトは17日、「第三者プラットフォームであり、ホテルの予約を直接キャンセルする権限は持っていない。ホテルと交渉したところ、返金に応じなかった」と説明した。一方で、ホテルとの交渉の証拠提示を求められると、ホテルの電話番号を示すだけだったという。
問題となったソウルのホテルは18日、「女性の予約変更要求に関する連絡は何も受け取っていない。天候による飛行機の欠航や遅延、あるいはMERS発生といった特殊な情況では、顧客が直接ホテルに連絡すれば、無料でキャンセルに応じる。女性のケースも手数料なしでキャンセルし、全額返金する」とコメントした。
旅行会社の関係者によると、サイトには予約する際に「キャンセルできない」との文言があったという。また、MERS発生による出入国の制限は出ておらず「不可抗力」には当たらないとの見解を示した。しかし、記者による取材が進むにつれて代理店が全額返還に応じる姿勢を見せ、女性もサイトから無料キャンセル成功の通知を受け取ったという。(翻訳・編集/川尻)
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