わいろ案件数が世界第3位に、政府関係者関与が特徴―中国

Record China    2008年7月20日(日) 8時54分

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18日、赤十字国際委員会(ICRC)の下部組織・国際追跡サービス(ITS)のデータによると、昨年の中国の賄賂に関連する案件数は世界第3位だったという。写真は「反汚職賄賂局」。

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2008年7月18日、香港紙「南華早報」の報道によると、赤十字国際委員会(ICRC)の下部組織・国際追跡サービス(ITS)のデータでは、昨年の中国の賄賂(わいろ)に関連する案件数は世界第3位だったという。「環球時報」が伝えた。

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また、これに関連するITSの調査によると、今年6月30日までに中国では148社(人)が賄賂がらみで検挙されている。中国の賄賂案件の特徴は、警察または裁判官が関係するケースが多く、今回検挙された案件のうち政府関係者が関係しているものは85%を占め、そのうちの11%が司法部(法務省)が係わっていた。

ITSの責任者はその理由として「中国のように経済が急成長している地域では、ビジネスとして考えた場合トラブルを裁判で解決するより仲裁によって解決するほうがメリットが大きいため」と分析。

また、「大部分の贈賄者は、何か特別なビジネス上のメリットを得るためではなく、本来受けられるべきサービスを受けるため、または不要な損害を避けるために金品を提供している。一部の案件は単純な賄賂ではなく、ゆすり・たかりに近い」と語り、その防止策として「要求にすぐに応ぜず、出来るだけ引き伸ばすこと」とアドバイスしている。

なお、賄賂の種類は、現金およびこれに順ずるものが77%を占める一方、収賄者の20%以上が性的なサービスなどを含むその他の品を要求。また受領金額は100〜5000ドルの小額が約55%を占めているという。(翻訳・編集/HA)

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