拡大
18日、中国国家食品薬品監管局の顔江瑛報道官は、中国からの輸入原料を使用して製造された血液抗凝固薬「ヘパリン」の投与による4人の死亡事件に関し、直接の原因はまだ確定できていないと発表した。写真は国家食品薬品監督管理局。
(1 / 3 枚)
2008年7月18日、中国国家食品薬品監督管理局の顔江瑛(イエン・ジアンイン)報道官は、今年2月に米国食品医薬品局(FDA)が発表した、中国からの輸入原料を使用して製造された血液抗凝固薬「ヘパリン」の投与による4人の死亡事件に関し、中米両国の薬品管轄部門は共同で検査、調査を行ってきたが、直接の原因はまだ確定できていないと発表した。
【その他の写真】
顔報道官によると、重度のアレルギー反応が集中した米国バクスター社の「ヘパリン」の原料は、米国サイエンティフィック・プロテイン・ラボラトリーズ(SPL)社が中国の関連会社・常州SPLから調達したもの。ただし同社の品質管理、生産管理はすべて米国人が担当しており、さらに品質基準は米国の薬品基準およびバクスター社の基準に準じているという。
中米両国の専門家がアレルギー反応を引き起こした製品を検査した結果、常州SPLが米国へ輸出した原料の中にコンドロイシン硫酸塩が含まれていることを発見した。しかし米国FDAが今年6月、血液抗凝固薬「ヘパリン」の使用による死亡が149例に上っていることを明らかにした際、同局の報道官は「コンドロイシン硫酸塩がその原因とは確定できていない」と指摘したという。(翻訳・編集/HA)
Record China
2008/2/19
Record China
2008/2/28
Record China
2008/3/17
Record China
2008/4/10
Record China
2008/1/31