拡大
18日、江西省南昌市で今年5月に免疫グロブリンを投与された患者6人が死亡した事件で、江西博雅生物製薬公司製造の免疫製剤に異常が見つかったが、その原因はいまだ不明のまま。写真は国家食品薬品監督管理局。
(1 / 2 枚)
2008年7月18日、国家食品薬品監督管理局(薬監局)は記者会見を開き、今年5月に江西省で発生した免疫製剤投与による患者6人の死亡事件で、薬品に見つかった異常の原因をいまだ特定できずにいると発表した。「中国新聞網」が伝えた。
【その他の写真】
薬監局スポークスマンの顔江瑛(イエン・ジアンイン)氏は、江西省南昌市の江西大学付属第2医院で今年5月22日から同28日の間に江西博雅生物製薬公司(会社)製造の免疫グロブリンを投与された患者6人が相次いで死亡した事件で、その後の検査で異常が見つかった免疫製剤はすべて製造ロット番号20070514であると発表。そこで同社の同じ製造ロット番号の薬品をすべて回収して調べたところ、異常があったのは1箱だけだったという。同省公安部門と関係各署は同製品の製造ラインと流通ルートを徹底的に調査したが、この1箱以外に異常は見つかっていない。
顔氏はさらに「江西省委と省人民政府もこの事件を重視しており、公安部門には更なる調査を要求している」と発言。「人為的な原因の可能性もある」として、「現段階ではなぜ1箱だけに異常があったのかを説明することはできない」と語った。(翻訳・編集/本郷)
Record China
2008/6/2
Record China
2008/6/3
Record China
2008/7/8