2008年7月16日、雲南省公安庁によると、同省文山チワン族ミャオ族自治州で14日、通り魔による無差別殺人事件が発生し1人が死亡、9人が負傷した。新華社の報道。

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14日午後9時30分ごろ、同自治州のとある広場で、通行人の女性が男に果物ナイフで突如襲われる事件が発生した。男はその後逃走途中に9人を刺し、うち1人が死亡、5人が重傷を負って病院に搬送された。男は最初の現場から300m逃走した地点で警官に取り押さえられた。

取調べによると、容疑者は都会での出稼ぎから戻ったばかりの男で、先日、最初の事件現場で買春を試みた際に詐欺に遭い、出稼ぎで稼いだ貯金2600元(約3万9000円)をすべてニセ札に変えられてしまった。その後、現地の警察に被害届を出し、警察も捜査に乗り出したものの、男の復讐心は納まることなく、全財産の3元(約45円)で果物ナイフを購入、加害者を探し回ったが見つけることができず、「社会に復讐してやろう」と、たまたま通りがかった女性に切りつけたという。(翻訳・編集/愛玉)